【ECの未来®NEWS】Yahoo!ショッピング、やらせレビューを約60万件削除!2024/9/6-9/12

    1. 2024年9月6日から9月12日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、Yahoo!ショッピング、やらせレビューを約60万件削除
2、ShopifyがRobloxと提携し没入感あるメタバースショッピングを提供開始
3、カード不正利用、6万円未満の被害が過去3年間で10%増加
4、GMOメイクショップが「YouTube ショッピング」と連携
5、【シニアの生活意識調査】孫消費は年間5~10万円が最多

1.Yahoo!ショッピング、やらせレビューを約60万件削除
Yahoo!ショッピングは、これまでの安全・安心への取り組みと実績をまとめた2024年上半期版の「安全・安心への取り組みレポート」を公開しました。本レポートは今回が初めての公開となり、今後も定期的に公開する予定と発表しています。
昨今、やらせレビューを中心とする不正なレビューが市場全体で横行しており、「Yahoo!ショッピング」でも散見されていました。この対策として、2023年10月以降、過去の投稿からやらせレビューの疑いがあるユーザーの傾向を分析し、やらせレビューの可能性が高い投稿の削除を実施しています。2024年9月までに3,150ストアを対象に597,234件のレビューが削除されました。

2.ShopifyがRobloxと提携し没入感あるメタバースショッピングを提供開始
世界最大級のコマースプラットフォームShopifyは、オンラインゲーミングプラットフォームのRoblox(ロブロックス)と提携し、ゲーム内で没入感あるメタバースショッピングを提供することを発表しました。本提携によりShopifyの決済システムをRobloxに連携したパイロット版に提供を開始します。2025年初頭には正式リリースする予定で、クリエイターやブランドなどの事業者は、Robloxゲーム内の仮想空間で物理的な商品を直接販売することが可能になります。
Robloxは世界で1日あたり約8,000万人のアクティブユーザーを有しており、今回のShopifyとの連携により、クリエイターやブランドなどの事業者は、これら多くの潜在的顧客を含むアクティブユーザーにリーチできる機会を得られるでしょう。

3.カード不正利用、6万円未満の被害が過去3年間で10%増加
株式会社リンクとかっこ株式会社は、カード情報流出事件に関する統計とECに関する不正利用傾向に関するレポート「キャッシュレスセキュリティレポート2024」を公開しました。
2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%で、前年比3.3%増加し、政府の目標である「2025年に民間最終消費支出に占めるキャッシュレス決済比率40%」を前倒しで達成できる見通しとなりました。一方で、クレジットカードの不正利用は急増しています。2023年には前年をさらに上回り、年間540億円と調査開始以来最悪の記録をさらに更新しました。また、オンラインバンキングを悪用した不正送金が急増しており、被害額は2022年の5倍を超えています。
クレジットカード・セキュリティガイドラインが改訂され、2025年3月までにEMV3-Dセキュアの導入が必須化されます。また、セキュリティ・チェックリストの改定により、対象範囲が拡大されました。これにより、事業者に対するセキュリティ要求が一段と強化される見込みです。

4.GMOメイクショップが「YouTube ショッピング」と連携
GMOメイクショップ株式会社は、Googleが運営する動画プラットフォーム「YouTube」が提供する「YouTube ショッピング」との連携を開始しました。この連携により、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」を利用中かつ、YouTubeのパートナー プログラムに参加されている方は、自社のECサイトで販売している商品を、自身のYouTube チャンネルや動画、ショート動画、ライブ配信にて掲載することが可能になります。
2024年は5月にBASE、7月にfutureshopが「YouTube ショッピング」と連携を開始しています。昨年までは選択肢が限られていましたが、着実に間口が広がっていることがうかがえます。

5.【シニアの生活意識調査】孫消費は年間5~10万円が最多
ソニー生命保険株式会社は、50歳~79歳の全国のシニア男女に対し、「シニアの生活意識調査」を実施しました。
孫がいるシニアに、この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか聞いたところ、1位が「おこづかい・お年玉・お祝い金」で65.6%、2位が「一緒に外食」で52.9%、3位が「おもちゃ・ゲーム」、4位が「一緒に旅行・レジャー」、5位「衣類などファッション用品」となりました。
この1年間で、孫のための出費をしたシニアに、孫のために使った金額を聞いたところ、平均額は104,717円となりました。昨年の調査結果と比較すると、平均額は2023年108,134円から3,417円減少しています。物価高騰による家計負担増を受け、孫消費を抑えたシニアがいるのではないでしょうか。
とは言え、年間10万円を孫に出費していることから、シニアによる孫消費に一定の市場があることがわかる結果となりました。

以上、ECの未来®NEWSでした。

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