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2024年5月17日から5月23日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供でお送りしています。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、LINEギフトの単日流通金額が過去最高を記録!
2、「BASE」と「YouTube ショッピング」が提携
3、ニトリ、EC向けAR/3Dサービスの導入で自室に試し置きが可能に
4、ヤマトホールディングス、持続可能な未来の実現に向けて新会社を設立
5、Amazon、福岡市と周辺エリアで生鮮食品のオンライン販売を開始予定
1.LINEギフトの単日流通金額が過去最高を記録!
LINEヤフー株式会社が提供する「LINE」を通じて友だちにさまざまなプレゼントを贈ることができるサービス「LINEギフト」は、今年の「母の日」当日の流通額が前年比約160%となり、1日における流通額と利用者数の過去最多を更新しました。
特に今年の母の日は、お母さんの名前をギフトに刻印できる「名入れ機能」が新登場するなど、前年比で平均単価も伸長しました。
ソーシャルギフトやeギフトという言葉を知らない方はまだまだ多くいらっしゃいますが、LINEギフトのサービスは累計ユーザー数が3,000万人を突破し、広く日本国内で知られています。LINEギフトのサービス拡大が、ソーシャルギフトの機能をECサイトに求める方の増加に繋がりそうですね。
2.「BASE」と「YouTube ショッピング」が提携
ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」は、Googleが運営する動画プラットフォーム「YouTube」が提供する「YouTube ショッピング」との提携を2024年5月21日より開始しました。
本提携では「BASE」が「YouTube ショッピング」に導入され、「BASE」でネットショップを開設されたショップ様は「YouTube」の動画上に商品のタグ付けができるほか、ご自身の「YouTube チャンネル」に商品の掲載が可能になります。
「YouTube ショッピング」と連携可能なカートシステムは限られているため、BASEが連携したことにより多くの事業者様のビジネスチャンスが広がるのではないでしょうか。
3.ニトリ、EC向けAR/3Dサービスの導入で自室に試し置きが可能に
株式会社Forgers(フォージャーズ)が提供するEC・カタログ向けAR/3D導入サービス「RITTAI」、およびVR空間シミュレーションサービス「RITTAI ROOM」を、株式会社ニトリが導入しました。
今後、ニトリのオンラインストアの一部商品にAR機能が搭載され、ニトリの商品を自宅に実寸大で表示することができるようになります。
また、主に家具の販売店舗でお客様に間取りや家具の配置・コーディネートを提案することも可能になるそうです。
気軽に試すことができない大型の家具をARの活用により試し置きをしたり、販売店舗で実際に見た商品をバーチャル空間で作成した自室に設置したりと、消費者のニーズを捉えた良い展開になりそうです。
4.ヤマトホールディングス、持続可能な未来の実現に向けて新会社を設立ヤマトホールディングス株式会社は、持続可能なサプライチェーンの構築に向け、荷主企業や物流事業者をつなぐ、共同輸配送のオープンプラットフォームを提供する新会社「Sustainable Shared Transport株式会社」を2024年5月21日(火)に設立しました。SSTの事業開始は、2024年度中を予定しています。
共同輸配送のオープンプラットフォームの提供、持続可能な地域物流網の構築、高積載で安定した輸配送サービスの提供が主な事業概要となっており、これにより、持続的で安定した輸送手段の確保やドライバーなどの労働環境・処遇の改善、GHG排出量の低減などの効果が期待できるとのことです。
5.Amazon、福岡市と周辺エリアで生鮮食品のオンライン販売を開始予定Amazonは、地域に密着した食品スーパーマーケットを中心とする流通グループとして、北部九州を中心に83店舗の食品スーパーを運営する株式会社マルキョウをグループ会社に持つ株式会社リテールパートナーズとの協業により、マルキョウの店舗で取り扱う生鮮食品のオンライン販売および最短2時間配送サービスの提供を、福岡市とその周辺の一部エリアにおいて2024年内を目途に開始する予定であることを発表しました。
Amazonが九州地方において生鮮食品のオンライン販売・配送サービスを提供するのは今回が初となります。
以上、ECの未来®NEWSでした。