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2024年5月3日から5月9日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供でお送りしています。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、WEAR、AIによるパーソナライズでコーディネート提案が進化
2、大手企業にも続々と導入が進むソーシャルギフトサービス
3、「クロスマ」提供の株式会社IZUMIがGoQSystemにグループ参画
4、意外と使われる?チラシに付いているクーポンの利用率は?
5、eBay公式物流サービス「eBay SpeedPAK」にDHLが追加!
1.WEAR、AIによるパーソナライズでコーディネート提案が進化
株式会社ZOZOが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」は、5月9日に新たな機能やコンテンツを導入し「WEAR by ZOZO」としてリニューアルしました。AIを活用し、ファッションの「好みのジャンル傾向」がわかるファッションジャンル診断が導入されています。
また、ユーザーが自身のフルメイクをARのメイクデータとしてWEAR上に登録し、そのフルメイクデータを他のユーザーがARで自分の顔に乗せて試すこともできる「WEARお試しメイク」機能などを新たに提供開始し、コーディネートだけでなくメイクを含むユーザーへのファッションの提案が進化するとのことです。
2.大手企業にも続々と導入が進むソーシャルギフトサービス
AnyReach株式会社は「吉野家公式通販ショップ」や化粧品ブランド「KANEBO」にeギフトサービス『AnyGift(エニーギフト)』の提供を開始しました。AnyGiftは、相手の住所を知らなくてもLINEやメールで贈ることができる”eギフト機能”を、ECサイトに組み込むことができるサービスです。
食品のギフトを贈る際は、取り扱う商品の多くが冷凍食品であることから、受け取る相手の都合の良い日時を確認、指定することも多々見受けられます。こういった傾向から、事業者がeギフトの機能を導入することで、ユーザーの体験がより良くなることは間違いないでしょう。
3.「クロスマ」提供の株式会社IZUMIがGoQSystemにグループ参画
複数モール/カートの一元管理システムを提供する株式会社GoQSystemグループに、複数モール運営効率化ツール「クロスマ」を提供する株式会社IZUMIが参画しました。
株式会社GoQSystemは、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどの受注・在庫・商品情報を一元管理できる「GoQSystem」を提供しています。一元管理システムの他にも、クリックポスト拡張機能、ランキングチェッカーなどの無料ツールも多数展開。いずれも通販を始めたてのライトユーザーから、EC歴10年以上のベテランユーザーまで利用者層は幅広く、トータルで4万社以上のユーザーに利用されています。
株式会社IZUMIは、Amazonを起点とした複数モールへの同時出品、自動での価格・在庫変更、また各モール受注のマルチチャネル配送の自動化ができる「クロスマ」を提供しています。クロスマのグループジョインにより、幅広いEC通販事業者へサービス展開をご提供できるようになると共に、更なる顧客体験とサービス安定性の提供を目標とすると発表しました。
業界内で利用している方の多いツールが同一グループ内で運営されるようになり、今後どのようなシナジーが発揮されるのか期待が高まりますね。
4.意外と使われる?チラシに付いているクーポンの利用率は?
株式会社NEXERは、ポスティング・チラシ配布の株式会社アドワールドと共同で「チラシについているクーポン」に関するアンケートを実施しました。
まずは、ポスティングされたチラシについているクーポンを確認したことはあるか聞いてみました。62.9%の方が、ポスティングされたチラシについているクーポンを確認したことが「ある」と回答しています。
続いて、そのクーポンを実際に利用したことはあるか聞いてみました。69.9%と、約7割の方が「チラシについていたクーポンを実際に使ったことがある」と回答しています。
続いて、クーポンを利用したお店はこれまで利用したことがあったか聞いてみました。約3割の方が、これまでそのお店を利用したことがなかったと回答しています。
最後に、それまで利用したことがなかった方に、そのお店やサービスを利用した理由を聞いてみました。77.5%と8割近くの方が「チラシについていたクーポンがきっかけで利用した」と回答していました。また、チラシをきっかけに店やサービスの存在を初めて知り、利用した方は7.8%となっています。
折込チラシやポスティングは特定の商圏を選択して配布が可能であるため、実店舗をお持ちの事業者様が活用することの多い販促手段です。EC専業の事業者様でも、地域性などを活かした集客手段として、活用できる可能性がありそうですね。
5.eBay公式物流サービス「eBay SpeedPAK」にDHLが追加!
世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラーの越境ECを支援するイーベイ・ジャパン株式会社は、eBay プラットフォームを利用した公式物流サービス「eBay SpeedPAK(スピードパック)」に大手クーリエ・ DHL Express の配送サービスを新たに追加し、「eBay SpeedPAK – Ship via DHL」として提供を開始しました。
DHL Express の配送オプションが選択肢に加わることで、商品や目的国に応じて最適な配送方法がさらに選択できるようになり、セラーの多様なニーズに合わせた配送が可能となります。また、1 個の配送からでも荷物を送ることができ、個人セラーでもクーリエを利用できるため、お手頃な価格で迅速に荷物を届けることができます。
グローバルに商品を販売するうえで欠かせない配送サービス。DHL ExpressがeBat公式の物流サービスで利用できるのは嬉しい話ですね。
以上、ECの未来ニュースでした。この配信を役に立つと感じていただいた方は、いいねボタンのクリックとチャンネル登録をお願いします。それでは、また来週。ありがとうございました。
以上、ECの未来®NEWSでした。