2023年7月1日から7月7日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1.Yahoo!ショッピング、定期購入機能を提供開始
2.メルカリ、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開
3.不正転売やニセモノからブランドを守る「KC-TRACE」が提供開始
4.Amazon、新たに配送拠点を新設し700万点以上の商品の翌日配送が可能に
5.Meta、テキストでつながる新しいアプリ「Threads」をローンチ
1.Yahoo!ショッピング、定期購入機能を提供開始
7月5日にYahoo!ショッピングで定期購入機能の提供が開始されました。シャンプーや水、サプリやペットフードなど、日常的に利用されるリピート率の高い商品を取り扱っているストアの方にとっては待ちに待った機能かと思います。
Yahoo!ショッピングがLINEと連携を進める中で、お客様が定期購入した商品の発送通知をLINEで受け取れるようになり、到着のタイミングを遅らせたりスキップできたりすると利便性が飛躍的に向上するので、他のECモールと比べて差別化できるポイントになりそうだと思いました。
定期購入はただでさえLTVが上がる機能なので、PayPayポイントがもらえて、お客様も利用しやすいとあれば、流通増も見込めるかと思うので、この連携がされることを勝手に期待しています。
2.メルカリ、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開
フリマアプリのメルカリが7月2日でサービス開始から10周年を迎えました。
10年の歩みをインフォグラフィックスとして公開しています。
今では月間利用者数が2,200万人を超え、30億以上の商品が出品されているメルカリですが、1秒間に7.9個の商品が売れているそうです。2018年には1秒間で4.5個だったことから、5年あまりで約1.8倍の売れ行きになっていることがわかります。
事業者さんでも返品された商品をメルカリに出してるよという話や、最近では一元管理ツールとの連携が増えていることからメルカリShopsのほうに出店しているよという方も増えている印象です。
「メルカリ 10周年」で調べると検索結果の1ページ目にインフォグラフィックスが出てくるので、ぜひ調べてみてください。
3.不正転売やニセモノからブランドを守る「KC-TRACE」が提供開始
小林クリエイト株式会社は不正転売や偽物からブランドを守る「KC-TRACE」というサービスの提供を開始しました。商品ひとつひとつに個別の識別情報がついたQRコードを付与し、発送時の送り状の識別番号と関連付けて登録することで、不正転売の流通経路の特定や返品受け入れ時の真贋の特定が可能になります。
今や不正注文の問題はEC事業者にとって切っても切り離せない問題になっています。不正注文対策として、注文を受けたタイミングでアラートを出すシステムを導入している方もいらっしゃるかと思いますが、いざ不正注文が入ったときに特定できるようこういった商品側に対策を行う方法もあることを知っていただければと思い、取り上げました。
4.Amazon、新たに配送拠点を新設し700万点以上の商品の翌日配送が可能に
Amazonは7月6日、日本全国11か所に新たに配送拠点を新設することを発表しました。これにより、栃木県、群馬県、富山県、山梨県、静岡県、奈良県、岡山県にAmazonでは初めてになる配送拠点が開設され、配送網が拡充されることで700万点以上の商品が翌日配送になるとのことです。
6月1日からヤマト運輸が特定のエリアへの配送で、お届け日数が1日長くなりました。こういった大手配送会社の動きがある中で、Amazonの翌日配送できるエリアを増やす動きは消費者の選ばれる大きな理由の一つになりそうです。
5.Meta、テキストでつながる新しいアプリ「Threads」をローンチ
米国時間で7月5日にMeta社のInstagramチームが開発したテキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」が発表されました。ローンチから1日で登録者数が3,000万人超えたとMeta社の代表であるマーク・ザッカーバーグが発表していたことから、世界中で注目されているアプリといえます。
細かい点に違いはありますが、機能やデザインはTwitterにかなり近いものとなっています。Threadsに投稿した内容はInstagramのストーリーやフィードにも掲載できる互換性が備わっています。
現在「Threads」に広告を出稿することはできませんが、Meta社のサービスですので、InstagramやFacebookに出稿するように、広告を出せる機会ができるかもしれません。
まずはアカウントを開設して、どのようなことができるか触ってみてはいかがでしょうか。
以上、ECの未来®NEWSでした。