誰でも手軽に始められるネットショップは、その手軽さゆえに同じようなネットショップが乱立し、大手ショッピングモールから個人ECサイトまで、競争が激化していています。
開設したネットショップがなかなか世に広まらない、そんな悩みを抱えている方へ、ネットショップの広め方や効果的な宣伝方法などをご紹介します。
自分のネットショップが広まらない原因について考える
ネットショップが広まらない原因として下記のような傾向が挙げられます。
- ・マーケティングをしていない
- ・片手間で運営している
- ・見る相手を意識したサイト作りをしていない
- ・宣伝をしていない
- ・ショップのビジョンやコンセプトが見えない
- ・商品に魅力を伝えきれていない
ユーザーと商品を介してお金のやりとりがある以上、ネットショップも立派な店舗です。
自分の売りたい商品のニーズを知らなかったり、ターゲットを絞り込めていなければ商品は売れません。
また、これといったコンセプトやビジョンがなく、経営努力が見えないネットショップではユーザーに見抜かれてしまいます。
たとえ、どんなに素晴らしい商品でも、競合が多かったりターゲットがずれていたりすると、誰も見向きもしてくれないのが現状です。
ネットショップの広め方・宣伝方法に何が効果的?
自分のネットショップを世に広めて宣伝するにはどうしたら良いのでしょうか?
まずはターゲット層を絞り込む事が有効です。
商品に対するビジョンやコンセプトをしっかりと持ち、購入意欲を駆り立てるサイトや、興味を持ってくれた人を逃がさない魅力的なランディングページを作成するなどをして、他のネットショップとの差別化を図りましょう。
Twitter、Facebook、Instagramなどの各種SNSを併用してネットショップのサイトを知ってもらうとより効果的です。
上記の有名SNSには無料版、有料版がありますが、いきなり有料広告で広めようとするのではなく、まずは無料版からスタートし認知度が出てきたら有料版で広めていくのが最善です。
また有料の場合はSNS以外にもYahoo広告やGoogle広告など様々な媒体はありますが、自社の商材にあった所で広めていく事が良いです。
また、商品をより良くアピールするため、また商品の認知度を上げるために、その商品に関連したユーザーの有益となるような情報を提供する、コンテンツマーケティングなども活用されています。
もちろん、ネットショップの広め方や宣伝方法を考える際、ターゲットとするユーザー層の違いによって、訴求ポイントの違いなども発生します。
どのようなユーザーに情報を発信するのか、どのようなユーザーに訴求させようとしているのかを明確にし、それぞれのユーザーに合った商品の広め方や宣伝方法を使い分けていく必要もあります。
このようにネットショップを作ってユーザーが見に来るのを待つのではなく、自分からネットの世界へ「営業」する手間も必要なのです。
ネットショップを宣伝する上でのポイント・注意点とは
ネットショップを宣伝する上でのポイントは、まずサイトそのものがしっかりと運営されている事が前提です。
商品の情報が全く更新されていなかったり、写真に魅力がなかったり、準備中の項目があったりすると、それだけでユーザーは離れていきます。
ネットショップをいくら宣伝しても、また効果的と言われるネットショップの広め方を実践したとしても、サイト自体がユーザーを不安にさせるような状態であれば、宣伝の効果も意味のないものになる恐れもあります。
しっかりとしたビジョンと商品のアピール、説得力のある画像や文章などで、ネットショップに訪問したユーザーを逃がさないサイト作りが必須となります。
商品だけでなく、実際にユーザーがコンバージョン(購入)をするページにも、購入しやすい工夫が必要です。
中でも、決済の方法や送料や手数料など商品以外の料金をきちんと表示しているか、運営者や経営者の情報開示や、コンプライスや個人情報を守るセキュリティなどのユーザーへのフォローも重要です。
特に決済方法や送料、手数料、返金や返品の応じ方などのお金に関する事はユーザーとのトラブルになりやすい項目なので注意しましょう。
ネットショップも通常の店舗と同じように、対人サービスです。
対応の悪いネットショップは、すぐに口コミ等でネガティブな評価をされてしまうこともあります。
顔は見えない相手だからこそ、より丁寧に対応して評判を良くすることも効果的な宣伝のひとつと言えるでしょう。