ECショッピングは様々な形態がありますが、futureshop(フューチャーショップ)をご存知でしょうか?
futureshopはSaaS型ECサイト構築プラットフォームを利用しています。
SaaS型とはユーザーがインターネット等を経由して、ソフトウェアやアプリケーションを利用できるサービス形態のことを指します。
今回は、そんなfutureshopを導入するメリット・デメリット、料金形態等について解説していきたいと思います。
目次
futureshop(フューチャーショップ)とは?
futureshopの歴史は長く、2003年からサービスを開始しています。
SaaS型のプラットフォームであることから、futureshopは導入前の事前準備が不要、また導入後の修正等も自動更新のみで簡単に対応することができます。
そんな敷居の低さから、新規顧客利用増加率125%、利用継続率99.2%、サポート満足度90.3%(futureshop公式サイトより)と、ユーザーからの評価がとても高いサービスで、有名アパレル店や化粧品販売店、スイーツ店等多くの企業のECサイトに導入されています。
futureshopでは、年に何回か機能のアップデートが行われるので、常に最新のサービスを利用することが可能です。
そして何と言ってもfutureshopの最大の特徴は、カスタマイズ性が高いことに尽きるでしょう。
通常、futureshop等のASPショッピングカートサービスは、デザインの自由度が高いものが少ない傾向にありますが、futureshopはそのデザインカスタマイズの豊富さが魅力です。
さらに、オムニチャネル対応、連携できる外部システムも多いので、高い柔軟性、拡張性を兼ね備えています。
futureshop(フューチャーショップ)を導入するメリット・デメリット
デザインの自由度が高い/高いカスタマイズ性
futureshopは他のASPショッピングカートサービスと比較しても、デザインのカスタマイズ性が高いことです。
その理由としては、futureshopには「commerce creater(コマースクリエイター)」というCMS機能が存在します。この機能を用いると、商品ページごとのデザイン設定、トップページまた特集ページなどの作成が可能です。CSSやjavascript等を使って細かくカスタマイズをしたいという方にも対応しています。
連携できる外部システムが多い
futureshopでは、楽天ペイやPayPayなどのオンライン決済、web接客等の多数の外部サービスと連携できるので、お客様だけでなく、ECサイト運営様にとっても使いやすいECサイトを構築することができます。
機能のアップデート回数が多い、また更新が自動
futureshopでは機能のアップデートが年に3~4回程度行われ、機能の追加やセキリュティの強化が行われます。
さらに、これらのアップデートは自動で行われますので、ユーザー側に複雑な作業は発生いたしません。
オムニチャネルに対応
futureshopでは、オムニチャネルに対応しており、ECサイトからの販売だけでなく、様々なチャネルと連携して販売することができます。
オムニチャネルの最大の特徴は、お客様がそれぞれのチャネルを意識することなく、シームレスに買い物をすることができるということでしょう。
オムニチャネルが対応可能なことにより、運営者側はお客様に対し多角的にアプローチすることが可能になるので、マーケティングの可能性も無限大です。
実店舗との連携が可能
futureshopでは、ECサイトでお買い物した際のポイントを実店舗で使用したり、実店舗の在庫状況をサイト上で確認できたりと、実店舗とECサイトの垣根を超えてスムーズに連携することができます。
サポート体制の充実
ECサイトを運営するうえで、サポート体制の充実はとても大事で、とくにfutureshopでは、電話でのサポートに対応しています。
また、様々なECサイトを担当してきた実績があるので、安心してサポートを受けることができます。
説明会も開催されてますので、ECサイト運営に自信がないという店舗様も安心してfutureshopをご利用いただけます。
futureshop(フューチャーショップ)を導入するデメリット
費用が比較的高くなりやすい
futureshopではどのプランを選択しても、基本料金とは別に初期費用が発生します。
登録商品数によってプランが分かれているので、登録商品数が多い場合は費用が高くなりやすいでしょう。
またオプションを追加する際には別途料金がかかります。futureshopは他のサービスと比較するとデザインのカスタマイズ性が優れており、サービスが充実しているので費用が高くなりやすい傾向にあります。費用を第一優先で考えたい、という方には検討が必要になるかもしれません。
使い方を覚える必要がある
前述したように、futureshopの機能のアップデートの回数は、年に3~4回と比較的高頻度でアップデートが行われます。
アップデートする際にユーザー側に求められるのは、追加された新機能の仕様や使い方を覚えることです。
新しい機能が追加されたり、更新されると便利になる一方、使用方法を覚える時間の確保が必要になってきます。
futureshop(フューチャーショップ)の主な機能について
店舗構築機能
futureshopの店舗構築機能では、デザイン機能、スタッフコーディネートや購入情報を連携して専用アプリでの一連の業務をサポートするSTAFF START(スタッフスタート)連携機能、実店舗在庫表示、レコメンド機能、会員登録や支払い時のフォーム入力をサポートするフォーム入力アシスト機能、Googleの英キャプチャを導入し、セキュリティ対策を強化することができるreCAPTHA(リキャプチャ)という機能があります。
また、決済機能では、クレジットカードや各種決済サービスの導入が可能で、顧客の利便性工場とセキュリティ確保を実現しています。
店舗運用・管理機能
店舗運用・管理機能には、レポート・分析機能、Googleアナリティクス4によるアクセス解析機能、商品情報の詳細な管理や一括登録ができる商品管理機能、メール機能、割引設定機能、予約販売機能、在庫切れを防止するための入荷予定分販売ができる予定在庫機能、また管理画面へのSSO(1度のユーザー認証で複数のシステムが利用可能になる仕組み)が可能な管理画面SSO機能があります。
こういった機能によって、セキュリティの向上が期待できます。
優良顧客化に関する機能
優良顧客化に関する機能では、自社ECサイト内でライブ配信を行い、商品ページから購入可能なライブコマース機能や、LINE連携オプション、購入金額や回数に応じて会員ステージを自動判定し、優遇対策を提供する事ができる会員ステージ機能、クレジットカード番号保持機能、メールマガジン機能、サンプル販売機能、ポイント機能、レビュー機能、またVIP会員向けのシークレットセール等を実施できる闇市グループ機能などがあります。
さらにfuture M-Appでは、ECサイトと連携したスマホアプリで自動ログインや顧客情報共有が可能です。ポイントシステムや会員証との連携も図ることができます。
集客プロモーション機能
集客プロモーション機能では、カゴ落ちユーザーに買い忘れ商品をリマインドするHTMLサービスであうfutureCartRecoveryという機能や、クーポン発行機能、多様なプロモーションをEコマースサイトに連携できるプロモーション連携機能、Instagramで商品情報をタグ付けして直接購入が可能なInstagramショッピング機能、Tiktok広告の簡単な作成と広告効果の測定をするTikTok for Busuiness連携という機能があります。
また、コンテンツマーケティングを実践可能なCMS導入機能であるCMSサーバー(VPN)オプションもご利用できます。
O2O・オムニチャネルに関する機能
O2Oとは、「Online to Offline」を略したもので、オンラインからオフラインへの購買行動を促すマーケティングの手法になります。
futureshopのO2O・オムニチャネルに関する機能では、実店舗とECポイントを統合し、顧客の購買行動を把握し、コミュニケーションを密接に取ることができるfutureshop omni-channelという機能や、ECで注文した商品を実店舗で受け取る事ができる店舗受取オプション(BOPIS機能)等があります。
上記で紹介したfuture M-AppやSTAFF START連携も、O2O・オムニチャンネルに関する機能に含まれます。
まとめ
futureshop導入のメリットとしては、高いデザインの自由度や豊富な外部システムとの連携、頻繁な機能アップデート、オムニチャネル対応、そして充実したサポート体制が挙げられる一方で、デメリットとしては比較的高い費用や新機能の使い方を覚える必要があることが懸念されます。
また、futureshopではオプション機能も豊富に用意されています。マーケティング方法やイメージするECサイトにあわせて必要なオプションを追加することが可能です。
構築で困った際には、電話ですぐに相談できるところも魅力です。メールだとやり取りに時間がかかってしまいますが、電話で気軽にご相談していただけます。
futureshopには一部機能制限はありますが、3週間の無料トライアルも行っておりますので、導入を検討したい、という方はまずは無料トライアルから始めてみるのもオススメです。