楽天市場新春カンファレンス2023が終了しました。
楽天店舗に関わっている方にとってこのカンファレンスは非常に有意義でしたので、今回は概要と今後の方針をまとめたいと思います。
目次
配送品質向上制度(2024年第2四半期~)
「365日発送可能な商品にアイコン(配送認定ラベル)が付く」ようになり、そうでは無い商品と区別されるようになります。
発送日に敏感なユーザーは発送認定ラベルのアイコン有無を購入の決め手にするケースになると思われますので、しっかりと発送体制は整えておきましょう。
配送認定ラベル獲得のステップ
- SKU単位での商品登録への対応 (2023年4月~)
- お届け日表示への対応(2023年6月~)
→SKUごとに、発送元の住所と出荷リードタイムを登録
- 店舗 / 商品の基準クリア
→基準のハードルが高い
システムのアップデート
定期商品のアップデート
ユーザー向け機能としてお買い物かご(定期・予約・領布会)、申込み履歴、購入申込み受付から、
店舗様向け機能として申込受付管理、注文内容メール、購入申込受付管理、購入申込みデータなどが2023年3月15日を皮切りに順次アップデートがリリースされます。
また2023年6月からPC版トップページのリニューアルされるようになり、リニューアル後は1回の更新で、SPもPCもアプリも同時更新できるようになるとのことですので、今の時期に新規出店などでTOPページ作成する場合は注意してください。
また年内にはトップページのパーソナライズパーツ拡充され、ユーザーのセグメントに応じて、情報を出しわけることができるようになる予定で、例えば新規ユーザーにはクーポンA、既存ユーザーにはクーポンBを出したり「ユーザーが好きそうな商品」をAIが自動で表示するパーツもリリースされる予定です。
SKUプロジェクト(2023年4月~)
「SKUプロジェクトの移行日」も決定されており、1月以降は具体的な移行日の連絡がRMSのお知らせ配信にて連絡がくるので見逃さないように要チェックしましょう。
配信件名:「【SKUプロジェクト】移行予定日確認のお願い 」 ※配信件名は変更となる場合があります)
なお移行が難しい場合は変更可能ですが、変更申請の期限があるので期限内に対応できるよう、あらかじめ準備対応を整えておくことを強くおすすめいたします。
商品登録変更点
必須商品属性の登録
商品属性定義書の中の「ジャンルごとの項目一覧」シートで、特定の必須商品属性の項目を移行日から半年以内に必須商品属性の入力必要がありますが、半年を過ぎても必須商品属性を入力しないと商品情報を更新できなくなります。
「タグID」に代わって「商品属性」をより直接的な実際の値で登録
現在登録されてるタグは、基本的に商品属性へと自動変換される予定ですが、長さ「10~20cm」タグなど正確な変換先の値が分からないケースなどは変換がおこなわれないケースが生じますので、こういったケースの商品を販売されている店舗様は注意してください。
⇒AIタッガーなどツール利用がおすすめです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000030878.html
カタログIDの登録
「項目選択肢別在庫」「セット商品」を理由にカタログIDを未入力だった商品については今後入力が必須となります。カタログIDの利用推進を行うことでお客様にとってより検索しやすいサイト作りを求めての結果と思われますので、このあたりの対応はPV増加のためにも今のうちに対応しておきましょう。
SKU画像のクリーンイメージ化
商品ページでユーザーがSKUを選択すると、SKUごとに登録された画像が表示されます。
また検索一覧はSKU移行後、SKU単位の画像が検索結果に表示されるので、それぞれのSKUごとに第一サムネを設定可能(ガイドラインは従来と同様)となります。
ただし、ガイドライン適応のタイミングは、SKUへ移行後の店舗様ごとに設けられる準備期間が終わった後となります。
また、SKU画像の設定は任意項目であり、SKU画像なしで商品を登録・販売が可能です。
その他
UIの統一化(2023年3月)を図っており、商品情報部分のカスタマイズが終了する予定です。
この商品カスタマイズの終了にともない、お気に入りボタンのカスタマイズやカゴ上部のバナー実装など「商品情報」のカスタマイズは不可になりますので、現在カスタマイズされている店舗様は注意です。
またレビューなどのお知らせバナーを商品情報部分に入れてる店舗は、他部分への実装対応などが必要になります。
まとめ
いずれも楽天の機能に大きく関わることで今後リリースする予定ですので、情報のアップデートが日々求められますが、店舗様にとっては今後の運営に大きな関わりを持つことになり、処理・対応スピードも求められますので、楽天からのニュースは逐次確認するようにしましょう。