人気急上昇中!東南アジアNO.1のECプラットフォーム「Shopee」とは?

越境EC

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コロナ禍も相まって、東南アジアではスマートフォンの普及やインターネットユーザーの普及率が上がり続けていおり、特に東南アジアでアプリダウンロード数1位を獲得するほど爆発的人気のECプラットフォーム「Shopee(ショッピー)」が急上昇しております。

日本ではまだ展開されていないECモールなのでご存じない方も多いと思われますが、今後の越境ECにおいて拡大する市場に目が離せないECサイトです。

今回はShopeeについてまとめたいと思います。

Shopee(ショッピー)とは

近年東南アジアでのECモールでは3年間で流通総額が70倍にも増加した越境ECサイトのShopee(ショッピー)が大人気です。

これまで東南アジアで人気のECサイトは「Lazada(ラザダ)」や「Tokopedia(トコペディア)」などがありますが、「Shopee(ショッピー)」はアプリダウンロード数第1位を獲得しており、サービス開始の2015年当初は、C2Cをターゲットとし販売・閲覧・購入ができるモバイルを中心としたフリマアプリでしたが、現在はC2C+B2Bのハイブリットモデルとして東南アジアで主要なモバイル越境ECプラットフォームとして急成長を遂げています。
Shopeeの親会社であるSeaグループ(旧称Garena)はShopeeの他にもデジタル金融サービス事業や、モバイルゲームやPCオンラインゲームのデジタルエンターテイメントサービスを提供、Seaグループは越境ECプラットフォームが2015年に立ち上げられた後に2017年にはアメリカNASDAQに上場し、東南アジア初10億ドル超えの市場価値を生んだオンラインサービス事業で今なお大きく成長し続けています。

ECサイトのトップで競合サイトでもあるLazadaやTokopediaとの差別化を図るため「Shopee Guarantee(ショッピー ギャランティー)」という機能が追加、Shopeeの購入者(ユーザー)が購入商品を受け取るまで販売事業者への支払いを一時的に保留にすることです。

この機能によって不正な取引や買い手と売り手の安全性を維持する役目になったことも大きいといえます。

Shopee(ショッピー)が展開する4つの国

Shopeeはシンガポールから始まり、現在は台湾・マレーシア・インドネシア・タイの東南アジア4カ国・6億人に販売することができます。

なお出店する際には販売国の制限があります。日本企業がShopeeを利用して販売する際の対象国は、台湾・シンガポール・マレーシア・インドネシア・タイとなっており、その他の国には販売することがまだ許されていません。
ただし既に現地法人を構えている企業は現地店舗として出店でき、また複数国に同時展開も可能です。

Shopeeでは現在、日本国内での展開も予定し出展者を募集しているため、1~2年以内にアジア8カ国目の展開ができるとされています。

その場合日本国内だけのECモールではなく他国に輸出可能な越境ECにもなるため、人気が高い日本製品の需要によりShopeeはさらに注目度を増していくことは想像に難くないでしょう。

Shopee(ショッピー)で人気の商品・販売できる商品・販売できない商品

Shopeeでの売れ筋商品や販売できる商品や、販売出来ない商品については下記の通りです。

Shopeeでの売れ筋商品

販売国によって人気の商品や販売できない商品は異なりますが、Shopee全体で人気の商品は以下の通りです。販売する商品選びの参考にしてみてください。

 ・ コスメ・美容・健康
 ・ 香水/美容器具/スキンケア用品/健康食品
 ・ 家電用品
 ・ ゲーム関連/生活家電/キッチン家電/ヒーター
 ・ 家庭用品
 ・ 日用品/浄水器/空気清浄機/キッチン用品
 ・ 子供用品・おもちゃ
 ・ フィギュア/ポケモン関連商品/ベビーファッション/乳児・育児用品その他
 ・ 中古品/ブランド品/ホビー/時計/食べ物/季節限定品・限定品/民芸品/雑貨

特に家電用品などの電化製品はタイや台湾で、食べ物のカテゴリーではシンガポールで人気がありますので、上記カテゴリー関連を取り扱っている事業者は、是非Shopeeへの出店を検討をしてみてはいかがでしょうか。

Shopee(ショッピー)で販売可能な商品

Shopeeでは数多くの販売可能ジャンルがありますが、ターゲット国の文化や国民性を理解した上できちんと販売商品を選んでいきましょう。

 ・ アパレル服、靴、帽子、アクセサリー
 ・ 携帯電話
 ・ 日用家電
 ・ ノートパソコン、コンピューター関連
 ・ カメラ
 ・ ホーム・リビング用品
 ・ スポーツ用品
 ・ メイク・コスメ
 ・ 美容グッズ
 ・ 健康・パーソナルケアグッズ
 ・ 子供用品・おもちゃ
 ・ 日用品
 ・ 食料品
 ・ ペットフード、ペットグッズ

Shopee(ショッピー)で販売不可能な商品

Shopeeにも販売不禁止の商品があります。
国によっても販売や輸入不可能な商品あるので、各国の法律や規制に合わせて販売商品を選びましょう。

 ・ 模擬銃、軍事用品、警察用品、危険な武器類
 ・ 可燃性および爆発性の有毒化学物質、薬物
 ・ 反動的およびその他の破壊的な情報
 ・ ポルノ、下品、媚薬製品、ポルノ、わいせつ品、ポルノ広告、性的サービスs
 ・ 個人の安全とプライバシーに関与するもの
 ・ 薬物および医療機器
 ・ 違法なサービス、チケット
 ・ 動物と植物、動物と植物の器官、および動物の狩猟道具
 ・ ソフトウェア、ツール、または機器の違法な取得と違法な使用を伴うもの
 ・ 国の行政規制に違反する商品、または許可なく取引に適さない商品
 ・ 仮想カテゴリー(オンラインでのゲーム・通貨・宝くじ・サービス)

Shopee(ショッピー)の魅力

ユーザー数も総売上も急上昇のShopeeの魅力が最大限に現れているのはなんといってもShopeeのアプリ総ダウンロード数でしょう。

6カ国で1億以上にもなり、東南アジアでNO.1を獲得しているECモールであることです。

また、2020年のShopee1日当たりの注文数は28億となっており、売上(GMV)はサービス開始をして1年たった2016年の18億USドルから2020年は354億USドルと20倍近くのUPを達成、今後も急激な成長を続けています。 

これほど大きな成長率を見せた要因としては、若年層ユーザーが多い東南アジアGDPの成長率とモバイル普及率の成長であり、東南アジアの人口は6億人を超えていますが、そのうち3.5億人以上がインターネットユーザーです。

インターネットユーザーの約90%はスマートフォンやタブレット端末のモバイル利用者なので、モバイルユーザーやインターネット環境が増えることによってEC市場も拡大していくことになります。

手数料無料で利用できる

Shopeeの大きな特徴は、販売手数料とリスティング手数料が無料であることでしょう。
固定費や変動費がかからないことから、販売者はリスクを抑えながら東南アジア市場で越境ECの販売が可能になるのは、非常に魅力的といえます。

多言語対応

対応言語は「英語・中国語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語」でカスタマイズされており、販売者・購入者ともに対応国に合わせたさまざまな言語でShopeeを利用できますので、これらの国に対する翻訳の手間が軽減されます。

安心安全の運送対策

販売国によって金額に変動はありますが、購入者が支払う送料は一律料金です。
また販売事業者から購入者まで早く安全に届ける運送対策をとっていますので、利用者にとってはより身近なサービスとなるでしょう。

Shopeeへ出店・販売までの方法

ShopeeではEC販売する事業者を「セラー」と呼び、Shopeeセラーになるためには出品登録から実際に販売するまでにいくつかの工程があります。

販売事業者が自身で登録・販売までするパターンと、出品代行サービスを利用してスムーズに進める2つのパターンがあります。

車内に多言語に対応できるスタッフや集客ノウハウ、戦略的なプロモーション方法が分かる人がいれば問題ないでしょうが、ほとんどの各事業者はイチから登録作業や各市場に適したアドバイスが可能となるため、手間を省くために出品代行サービスを行っている会社に依頼するのもスムーズかつ効果的にビジネスを進める方法の一つとして魅力的です。

まとめ

Shopeeは現在東南アジア7カ国で展開されており、販売手数料が無料でコストを抑えながら6億人以上にリーチできるアジア最大規模の越境ECサイトです。

東南アジアへのECビジネスはブルーオーシャン戦略というべき魅力的な市場ですので、越境ECを計画している方にとってShopeeは要チェックです。

Shopeeについてさらに詳しく知りたい方はサヴァリへご相談ください。

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