【竹内謙礼】もう商品数を増やす時代は終わりました!ネットショップ成功者が語る真実とは【EC・ネットショップ・楽天・Amazon】

コンサルタント編

今回ゲスト、有限会社いろは 竹内 謙礼 氏は、楽天市場において数多くの受賞履歴があり、小規模から大企業のネット通販事業まで、幅広くノウハウをご提供されています。

竹内氏に『EC運営と経営の未来』についてお話をお伺いしました!

▽ ロングテールから単品モデルへ
Amazonが出始めたころには、ロングテールが良いとされていました。とにかく商品点数を増やして売上を引っ張った方がいいといわれていた、いわゆるロングテールが主流だったのが何十年か経って今、だいぶ変わってきました。楽天でもGoogleでもスマートフォンで見るようになってから、画面が小さいので以前のように2、3ページぐらいにヒットすれば売れていたのが、とにかく1番上に出ているのが悪くないから買おうといった流れになり、商品点数を増やす時代ではなくなりました。それから、昔ほどたくさんの商品に力注げるほど、中小企業にパワーがありません。以前と違うのは、店舗数が多くなったことです。私がショップオブザイヤーをとったときには8000店舗でしたが、今では5万5000店舗です。特にモールさんでは、値段、価格ソートやポイントの違い、到着までの日数など、簡単に比較できてしまうのです。競争が激しくなったので、ロングテールが通用しなくなって、今は単品通販モデルで、1品だけに集中して、レビューも集めます、ページもいいもの作ります、といったやり方じゃないと、分散して戦うのが難しい時代にはなってきているのが今の流れだろうと思います。もう『これ買え』をどれだけお客様にアピールして、それを選んでいただけるかという、本来の姿に戻ったのだという気がしています。仕組みとテクニックで売るのはネタがつきて、もう裏技はないのではないでしょうか。

▽ SNSで成功するには
SNSやインスタライブをうまくやっているところというと、やっぱりアパレルか雑貨などが多いですね。そもそも人に見てもらうために表現することが好きな人たちだから作るのが好きなのです。フォロワーが伸びないのが悩ましいと思いますが、伝えたいものがあって、フォロワーが増えるとか増えないとか関係ないよ、というスタンスで、3年から5年ぐらい我慢した人の成功事例しか聞いたことがありません。例えば広告はコントロールできない部分が多いですが、SNSはどれだけ情報発信するか、自分たちのことをわかってもらうために熱意を持ってやり続けられるかどうかが1つポイントだと思っています。
取材しているとSNSの動画でうまくいっている人で、ネタがない、時間がない、と言い訳する人はいません。インスタも動画もネタがありすぎてもう渋滞しているというのです。ある成功している美容室では、ただ髪を切っているのではない、その人を綺麗にするためにやっているのだと話していました。その人の理念がないと、これからは売れません。今のEコマースで成功するには、理念と熱意をもって、苦難を楽しめる、フォロワーが少ない時期もめげずに発信し続ける、といった腹積もりが必要かもしれないです。

この他にも盛りだくさん、『ECの運営と経営の未来』について公開しています!
EC事業運営の成功のノウハウにご興味のある企業様のご参考になるかと思います!
それでは竹内氏流『ECの運営と経営の未来』についてぜひお楽しみください!

動画リンク

https://youtu.be/wUro_GDDVPQ?si=lJSXKNj0vV5P1qYC

~第297回 ゲスト~

竹内 謙礼 氏
有限会社いろは
代表取締役

有限会社いろは代表取締役。楽天市場において2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞した他、数多くのネットビジネスの受賞履歴あり。ネットショップ運営を中心にしたコンサルティングに精通しており、個人事業主の小規模なネットショップ運営から大企業のネット通販事業まで、幅広くノウハウを提供している。日経MJにおいて、毎週月曜日「竹内謙礼の顧客をキャッチ」を10年間、600回以上執筆中。著書に「ネットショップ運営攻略大全」「ネットで儲ける王様のカラクリ」(技術評論社)「検索刑事」「ネットで売れるもの売れないもの」(日経BP)他 著者多数

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