今回ゲスト、MIKATA株式会社 代表取締役社長 小林亮介氏は、2007年、株式会社Ryo-MAを設立、BtoBメディアプラットフォーム事業を構築、「ECのミカタ」、「オフィスのミカタ」を立ち上げられ、2020年、MIKATA株式会社へ社名変更。全方よし(ユーザー、支援企業、共に創る全ての人、業界、MIKATA)の世界を創り続けるためにチャレンジされていらっしゃいます。
小林氏に『いかに必要とされるか!BtoBのメディアプラットフォーム戦略』についてお伺いしました!
▽EC業界相関図とは?
EC業界大図鑑という本も出版していますが、それもコンテンツに近いものだと思っていますし、お役立ちをするものを無料で出していくという大元の考えがベースにあるので、色々なものをコンテンツとして出していく方が良いなと思っていて、その中の一つとして業界相関図がいまだに続いています。
それも段々と、他社に真似されて、EC業界以外の業界相関図がたくさん出てきていて、私たちのカラーや分け方と一緒で、文言なども全部コピペされているようなものがWEB上にたくさん出てきていますが、それはそれで良い影響だったんだろうな、と、大元の考えが達成できていれば良んじゃないかなと思っています。
業界相関図はあくまでもコンテンツの一つで、そのコンテンツが認められるかどうかという話だと思うのですが、EC企業者や通販企業者から、便利だよね、ありがとう、と言われることが多ければ良いと思っていて、今私たちは「出会えて良かったを一番多く生む」ということをビジョンとして謳っています。
相関図も、良いと言ってくれる人が何万人もいれば、その会員コンテンツになった皆さんが個人情報を落としてくれるという状態になっているので、また違うコンテンツをどんどん作っていくべきだと考えているところです。
▽違うコンテンツは出来ているのか?
もっともっと作らないといけないと思っているところで、ダウンロード数で見ると、いまだにEC業界相関図が4番バッターになっているので、楽しみにしてくれている人も多いんだなと思いますし、皆さんが目にしてくれる機会が多く、露出できることはすごく嬉しいのですが、それだけではダメなので、色々なコンテンツを出していくことをしていきたいなと思っています。
相関図は、ECのミカタ通信という紙媒体で今15万社に送っていて、そこで何十万という露出ができるので、年間20万円くらいの広告ビジネスとして案内や営業をしていましたが、ビジネスと、伝えたい情報とのバランスが必要になってきてしまいました。
広告色が強くなってしまうと、皆さんに必要な読まれる情報ではなくなってしまって、その状態はビジネス的には良いのですが、相関図的には魅力的ではない相関図になっていって、これは本当に意味があるのかなということになったので、2年前に広告枠を全部廃止して、企業からお金は一切もらわずに、私たちの中で精査して、EC事業者にとって必要な企業かどうかを1年掛けて調べ上げているコンテンツに進化したと思っています。
私たちのWEBメディアは記事広告ならPRと入れる形にしていますが、PRを入れても本当に欲しい情報であれば読んでもらえるし、ダウンロードもしてもらえるので、お役立ちができるような記事や出会えて良かったというもののコンテンツをどんどん作っていけば、喜んでもらえると思います。
広告などのビジネスでお金が発生して操作された相関図よりも、私たちが本気で考えて、それが皆さんのお役立ちできているねと言ってもらえるコンテンツの方が本物だと思っています。
創業時のビジネスマッチングのやり方も、お客様のニーズに合わせて、どういうことを求めているかをヒアリングして、代行してアポを取るというビジネスマッチングの仕方をしていて、役に立っているかどうかが、後々お金に変わると思っているので、必要とされるものをちゃんと出していくという考えをずっと持っています。
今後、発展させていく中で、その軸がずれない形で、色々なコンテンツを作っていけば間違いないと思っています。
▽今後の展望は?
今、私たちはノウハウ情報も「出会えて良かったを一番作る会社になる」というビジョンを謳っている中で、コンテンツやビジネスマッチング、記事も色々なものをどんどんプラットフォーム化して、そこに来れば何でも揃うという状態を目指しています。
提携も進んでいくと思いますし、そこに来れば時間が掛からず便利に探し物が出来て、わからない場合には私たちにお電話をいただければ、デパートのコンシェルジュのようにご紹介できる形にしていきたいと思っています。
最終目標はお客様の役に立つプラットフォームを作ることで、その中の一つがメディアになっていますが、メディアの質を落とさずに、EC事業者にとって無料のサービスがどんどん出てくる場所でないといけないと思っています。
このほかにも盛りだくさん、『いかに必要とされるか!BtoBのメディアプラットフォーム戦略』について公開しています。
それでは、小林氏流『いかに必要とされるか!BtoBのメディアプラットフォーム戦略』、ぜひお楽しみください。
~第195回 ゲスト~
小林 亮介氏
MIKATA株式会社
代表取締役社長
1979年生まれ、神奈川県横浜市出身
大学を卒業後、現SBSホールディングス株式会社に新卒入社。
2007年、株式会社Ryo-MAを設立、代表取締役に就任し、BtoBメディアプラットフォーム事業を構築、「ECのミカタ」、「オフィスのミカタ」を立ち上げる。2020年、MIKATA株式会社へ社名変更。第2創業期としてVISIONを一新し、日本の働くを「働くを楽しく」に本気で変えること、全方よし(ユーザー、支援企業、共に創る全ての人、業界、MIKATA)の世界を創り続けるためにチャレンジしています。