事例インタビュー:株式会社RAVIPA様

固定費リスクを抑えながら、運営の抜け漏れゼロを実現。「内製化にこだわらない」選択が、成長スピードを加速させた。

企業紹介

2017年設立の株式会社RAVIPA(ラヴィパ)様は、東京都豊島区を拠点に美容・ヘアケア・スキンケア領域でD2Cブランドを展開する成長企業です。主力ブランド「Hairmore(ヘアモア)」や「ASHADA(アシャダ)」は、美容意識の高い女性を中心に支持を集め、近年ではメンズラインやサプリメントなど幅広いカテゴリーにも展開を広げています。
「サブスク × D2Cで社会を豊かに、便利に」という理念のもと、ユーザーの生活に寄り添う継続型ビジネスを確立。2024年1月には東京証券取引所 TOKYO PRO Market への上場を果たし、D2C企業の新しい成長モデルとして注目を集めています。
そんなRAVIPA様が、EC事業拡大の過程で課題に感じていたのは、「モール運営の属人化」と「固定費のリスク」でした。
今回は、同社のEC運営を初期から支えてきたサヴァリとの取り組みについて、EC事業ご担当者様に詳しくお話を伺いました。

Q1. 現在のEC運営体制と今後の理想像を教えてください。

RAVIPA様:

現在、社内に専任のEC担当者はいません。在庫管理を行うスタッフが1名いる程度で、日々の実務はすべて外部パートナーにお願いしています。社内のメンバーは基本的に意思決定と商品開発に集中し、販売の実務部分は専門家に任せるというスタイルです。

EC運営はスピードと正確性の両立が求められるため、社内人員で完結しようとするとどうしても属人化やブラックボックス化が起きがちです。担当者が退職・異動した瞬間に運営が止まる、というリスクもあります。

その点、サヴァリさんのような外部パートナーに委託することで、固定費を抑えつつ安定した運営体制を維持できています。
単なる外注ではなく、「専門ノウハウを共有しながら一緒に仕組みを育てる」という感覚です。内製化にこだわらず、オープンに連携していく方が結果としてスピード感も出せると思っています。

Q2. EC事業を始めたきっかけと、当初の課題を教えてください。

── ECモールには、立ち上げ当初から出店されていたと伺いました。

RAVIPA様:

はい。自社ECの立ち上げとほぼ同時に、楽天やYahoo!にも出店していました。ただ、当初はまだ仕組みも人も整っておらず、出店したものの“ほぼ放置”のような状態でした。
当時は私ひとりで運営しており、商品の登録から広告運用、さらには請求書発行まで、すべて自分で対応していました。

正直、モール運営はやるべきことが多く、しかもルール変更や審査対応などモール側とのやり取りも頻繁。ひとりでは追いきれないほど煩雑でした。
そのため、「このままでは拡大どころか維持すら難しい」と感じ、運営を一括で任せられる信頼できるパートナーを探し始めました。

Q3. サヴァリを知ったきっかけと、相談した理由は?

RAVIPA様:

2019年ごろ、知人の紹介を通じてサヴァリさんを知りました。もともといくつかの代理店とは話をしていましたが、どこも提案内容が似通っていて、具体性や実行力に欠ける印象がありました。

そんな中で、サヴァリさんの提案はとても現実的で、数字に基づいたものでした。
「この人たちは表面的な広告運用ではなく、“事業を伸ばすためのEC運営”を理解している」と感じたのを覚えています。

また、楽天だけでなくYahoo!も含めて一括で相談できたことも大きな魅力でした。モールごとに代理店を分けると戦略がバラバラになりがちですが、サヴァリさんはチャネル横断で最適化してくれる。
「一社で全体戦略を見てもらえる」という安心感が、依頼の決め手になりました。

Q4. 実際に相談してみての印象はいかがでしたか?

RAVIPA様:

まず感じたのは、「レスポンスの早さと提案の具体性」です。初回の打ち合わせから非常にスピーディーに仮説を立ててくれました。
EC運営では、企画→申請→実行までのスピードが成果に直結するので、このテンポ感はとてもありがたかったです。

もうひとつ印象的だったのは、楽天だけに留まらず「全体最適」の視点で話をしてくれること。広告施策だけでなく、販売計画や在庫連携、価格調整の仕組みなど、事業運営そのものをどう整えるかという目線で伴走してもらえました。

単なる運用代行ではなく、「自社の一員として並走してくれている」感覚がありましたね。

Q5. 支援が始まってから、どのような成果がありましたか?

RAVIPA様:

率直に言えば、「本当に楽になりました」。
それまでは、申請漏れや販促参加の抜けが頻発していましたが、サヴァリさんが入ってからは運営の抜け漏れがゼロになりました。
各モールのキャンペーン情報も先回りして整理してくれるので、社内での確認作業が大幅に削減されました。

また、レポートの質が非常に高く、単に数値を羅列するのではなく「なぜこの結果になったのか」「次に何をすべきか」まで明確に整理されています。
そのため、毎月の会議でも迷わず意思決定でき、戦略と実行がスムーズに連動するようになりました。

以前は運営に“手間と不安”がつきものでしたが、今は“透明で安定した状態”を維持できています。

Q6. サヴァリに任せて特に良かった点を教えてください。

RAVIPA様:

大きく3つあります。

まず1つ目は、キャンペーン参加の抜け漏れがなくなったこと。
以前は、「気づいたらエントリー期間が終わっていた」ということがよくありましたが、今はすべて把握・申請してくれるので安心です。

2つ目は、細かい報告と改善提案の精度。
レポートの数字をただ見るだけでなく、「課題の背景」と「次の一手」まで一緒に考えてもらえる。自社の状況に即した提案ばかりなので、打ち合わせのたびに新しい気づきがあります。

そして3つ目は、コミュニケーションの柔軟さ。
質問や相談に対するレスポンスが早く、必要なときにすぐ話せる関係性がありがたいです。形式的なやり取りではなく、“一緒に売上を作るチーム”として関わってもらっています。

Q7. サヴァリをどんな企業におすすめしたいですか?

RAVIPA様:

よく知り合いの会社にも紹介しています。
内製化が進んでいない企業や、担当者ひとりに依存している企業には特におすすめです。
担当者依存の運営は、どうしてもリスクが大きい。退職や異動のタイミングで売上が止まることも珍しくありません。

その点、サヴァリさんはチーム体制で支援してくれるので、属人化せずに継続的な運営が可能です。
また、固定費を増やさずに専門家の知見を取り入れられるため、コストパフォーマンスの面でも非常に優れています。
“リスク分散 × 成果最大化”を両立したい企業には最適だと思います。

Q8. 今後の展望を教えてください。

RAVIPA様:

現在は中高年層向けの美容商品が中心ですが、今後は若年層向けラインの拡充を予定しています。
特に、TikTokをはじめとしたSNSを活用したプロモーションに力を入れ、モール販売と掛け合わせて相乗効果を生み出す計画です。

最近では動画を通じて商品ストーリーを伝えることが当たり前になってきています。
RAVIPAとしても、“購入前の体験”をどれだけ充実させられるかが鍵になると思っています。
そうした新たなマーケティング領域にも、サヴァリさんの知見を活かしながら一緒に挑戦していきたいです。

Q9. 最後に、サヴァリとの関係を一言で表すと?

RAVIPA様:

「信頼できる攻めのパートナー」です。
仕事の話だけでなく、プライベートでも一緒に食事に行ったり、ざっくばらんに意見を交換できる関係です。
単なる委託先というより、同じ目線で事業を育ててくれるチームメイトという感覚ですね。
信頼できる人たちと一緒に成長していけることが、何より心強いです。

編集後記(サヴァリ担当より)

RAVIPA様は、非常に合理的かつ戦略的なEC運営を実現されている企業様です。
「人を増やすこと=成長」ではなく、仕組みと連携による最適化で成果を上げておられる点が印象的でした。
モール運営の効率化から複数チャネルの統合、さらには次世代のSNSプロモーションまで。
今後も私たちは、RAVIPA様の挑戦を最前線で支え続けていきます。

株式会社RAVIPA

所在地 東京都豊島区南大塚3-32-10 今井保全ビル4F
代表者 代表取締役 新井 亨
設立 2017年12月
事業内容 美容・ヘアケア・スキンケア製品の製造販売 / コールセンター事業 / 通販コンサルティング
上場 2024年1月(TOKYO PRO Market)
URL https://ravipa.co.jp

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