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- 2025年5月2日から5月8日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、Shopify、AI搭載コマースアシスタントに高度な推論機能と画像生成機能を統合
2、Z世代の購買行動に影響を与える縦型動画の特徴とは?
3、アパレルウェブ、船井総研ホールディングスグループへ参画
4、ニュウジア、「AIアパレル試着動画生成機能」をリリース
5、SNSに関する調査でYouTubeの利用経験率がなんと88.6%
1.Shopify、AI搭載コマースアシスタントに高度な推論機能と画像生成機能を統合
Shopify(ショッピファイ)の日本法人 Shopify Japan株式会社は、AI搭載のコマースアシスタント「Sidekick(サイドキック)」において、マルチステップ推論機能の強化および画像生成機能の統合を含む大規模アップデートを発表しました。
今回のアップデートは、事業者が達成したい意図を伝えるだけで、ShopifyのAIが最適な方法を特定し、実行するという「宣言型コマース」のビジョンを実現するための大きな一歩とのことです。Sidekickは、汎用型のAIツールとは異なり、コマースに特化して設計されています。それぞれの事業者のストア運営状況を深く理解したうえで、データ分析からSEO最適化まで幅広いニーズに対し、自然な会話を通じて実践的なサポートを提供します。
2.Z世代の購買行動に影響を与える縦型動画の特徴とは?
株式会社OASIZは、全国の18〜25歳の男女400名を対象にZ世代に向けた縦型動画に関する調査を実施しました。今回の調査では、TikTok上でユーザーの購買行動に影響を与えた投稿の傾向が明らかになりました。まず最も魅力的と評価されたのは、一般ユーザーやインフルエンサーが“案件ではない形”で発信している、リアルで正直なレビューコンテンツでした。「本音」や「生活感」が伝わる投稿に対して、共感や信頼を感じるユーザーが多いことがうかがえました。次いで評価が高かったのは、企業による投稿でありながらも“公式感”を感じさせないトレンド系コンテンツ。商品を自然な形で登場させた動画が、インフルエンサーによるタイアップ動画よりも好印象を与えているという結果になりました。一方で、「一目で広告とわかる企業アカウントの投稿」は、魅力度が最も低いという評価にとどまりました。実際に購買経験につながった動画としても、PR色の強い「インフルエンサーの案件動画」や「一目で広告とわかる投稿」よりも、企業がトレンドを取り入れながら自然な演出で商品を紹介している動画のほうが影響力が大きいという結果が出ています。つまり、企業側の施策の中では、公式感を感じさせない企業アカウントの動画が、最も消費者にとってもポジティブな印象という結果がわかりました。さらに、企業アカウントによる日常的なオーガニック投稿に対しては、39.3%のユーザーが「商品やブランドに興味を持つきっかけになった」と回答。また、TikTokで情報発信を行う企業に対しては、「時代に適応している」「親しみやすい」といったポジティブな印象が多く寄せられました。本調査を通じて明らかになったのは、Z世代が広告的な演出に敏感であり、それよりも“共感”や“親しみやすさ”を重視していることがわかりました。企業がTikTokをはじめとした縦型動画プラットフォームで購買促進やブランド好意を狙う上では、広告感を抑えたオーガニックな投稿スタイルが有効であると考えられるでしょう。
3.アパレルウェブ、船井総研ホールディングスグループへ参画
株式会社船井総研ホールディングスは、株式会社アパレルウェブの株式を取得し4月30日付で完全子会社化することとなりました。船井総研グループは、「中堅・中小企業を中心としたデジタル×総合経営コンサルティング」をグループビジョンに掲げ、グループ全体の成長を加速させています。一方、アパレルウェブは、2000年の創業以来アパレル業界に特化したサービスを提供してきました。特にウェブマーケティング領域において豊富な知見と実績を有しています。今回の株式取得は、両社の強みを融合させ、「デジタル×総合経営コンサルティング」を一層推進し、クライアント企業の企業価値向上に貢献することを目的としているとのこと。具体的には、船井総研グループが持つ幅広い業界のコンサルティングノウハウと、アパレルウェブが持つアパレル業界における深い専門性、EC・ウェブマーケティングのノウハウを統合することで、船井総研グループのウェブマーケティング領域を強化すると発表しています。
4.ニュウジア、「AIアパレル試着動画生成機能」をリリース
株式会社ニュウジアは、EC・アパレル業界で活用されている「AIアパレル試着」ソリューションにおいて、”AIアパレル試着動画生成機能”を正式リリースしました。これまで商品写真1枚からAIがモデル着用画像を自動生成し、EC・アパレル企業の販促効率を飛躍的に向上させてきた「AIアパレル試着」ですが、今回のアップデートにより、AIモデルが”動き出す”という画期的な転換を実現したとのことです。歩行、回転、ポーズ変化による服の動きが、静止画では決して表現できない立体的な美しさを解放。異なる動きの中で見せる多様なシルエットが、顧客の創造力と購買意欲を刺激 実店舗さながらの体験価値を提供します。
5.SNSに関する調査でYouTubeの利用経験率がなんと88.6%
株式会社ネオマーケティングは2025年1月14日〜15日の2日間、全国の20歳以上の男女を対象に「SNS」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。SNSの中で、自身が知っているもの・利用したことのあるものをそれぞれお聞きしたところ、全体の95.1%を占め、「LINE」が認知度トップに。「LINE」から「TikTok」までの上位6つのSNSは、全年代において60%以上となっており、満遍なく認知されていることがわかります。一方で、2023年7月にFacebookやInstagramと同じMeta社からリリースされた「Threads」は、20代・30代以外の認知度が伸び悩み、全体で「mixi」を下回る結果となりました。
利用したことのあるSNSは、いまや連絡手段としてインフラ化している「LINE」を「YouTube」が上回り、全体の88.6%でトップとなりました。一方で「TikTok」は、認知度の高さに対し利用経験率が低い点が目立ちました。また、全SNSの中で男女差が大きかったのが「Instagram」と「TikTok」。いずれも女性の利用経験率が高い傾向にありました。特に前者は、全年代において女性の利用経験率が男性を上回っています。
以上、ECの未来®NEWSでした。
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