【ECの未来®NEWS】 楽天、「楽天市場」店舗の事業承継支援を実施し、初の成約!2025/4/25-5/1

    1. 2025年4月25日から5月1日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、楽天、「楽天市場」店舗の事業承継支援を実施し、初の成約
2、韓国Coupang子会社が日本でフードデリバリーアプリをスタート
3、インフルエンサーマーケティングで成果を実感するには?
4、Amazonのモバイルトップページが進化!新機能とデザインのテストを開始
5、Z世代の広告印象調査:動画広告に9割が不快感

1.楽天、「楽天市場」店舗の事業承継支援を実施し、初の成約
楽天グループ株式会社は4月30日、同社が展開する出店店舗向けの事業承継支援サービス「楽天事業承継アシスト」において、初となる事業譲渡の成約が成立したことを発表しました。岩手県の老舗企業・株式会社TMプラネットが運営する「楽天市場」店舗を、東京都の合同会社アシークに譲渡。成約式は4月25日に執り行われました。譲渡の対象となったのは、2000年より「楽天市場」で「腕時計とバンドのアビーロード」を運営してきたTMプラネットです。長年にわたり丁寧な運営を続け、月間優良ショップ賞を数多く受賞するなど、高い評価を得ていました。しかし、近年は運営者の高齢化と後継者不在により、店舗の継続が困難な状況に。そこで、同社は楽天のサポートのもと事業承継を検討し、「楽天事業承継アシスト」の支援を受け、M&A仲介会社である株式会社バトンズの紹介を経て、約1年8か月をかけてアシークとのマッチングが実現しました。新たな店舗運営を担うアシークは、東京都を拠点にタオルや作業着の加工・卸販売を行う企業。青森県にも事業所を持ち、「腕時計とバンドのアビーロード」が築いてきたEC実績に着目し、譲受を決断したとのことです。今回の事業承継により、アシークは今後「楽天市場」上で同店舗の運営を継続し、既存の顧客基盤やブランド価値を引き継ぎながらさらなる成長を目指すと発表しています。

2.韓国Coupang子会社が日本でフードデリバリーアプリをスタート
Coupang(クーパン)の完全子会社であるCP One Japan合同会社は、新たなフードデリバリーアプリ「Rocket Now(ロケットナウ)」の提供を東京都内の一部地域で開始しました。Coupangはニューヨーク証券取引所に上場しているFortune 200企業の一つで、テクノロジー企業として知られています。CP One Japan合同会社は、Coupangの完全子会社として、日本国内で「Rocket Now」ブランドのフードデリバリーサービスを提供し、Coupangの技術力と革新的な物流ソリューションを活かして、迅速で信頼性の高い顧客志向のフードデリバリーサービスを日本の消費者に提供するとのことです。

3.インフルエンサーマーケティングで成果を実感するには?
株式会社PLAN-Bは、インフルエンサーマーケティングを実施する担当者を対象に、「インフルエンサーマーケティングの実施状況に関する調査」を実施いたしました。はじめに、 「インフルエンサーマーケティングにおいて課題に感じることは何ですか?」と質問したところ、「効果測定が難しい」と「成果が予測しづらい」がほぼ同率で並ぶ結果となり、マーケティング活動の定量的な予測や評価が難しいことが主な課題であることが浮き彫りになりました。つぎに、「インフルエンサー起用の際、最も重視したい、または最も知りたいと感じるポイントは何ですか?」と質問したところ、上位から「imp、いいね!数、保存数、シェア数、コメント数などの投稿から読み取れる数値」、「CV数・リーチ数・エンゲージメント率などの過去のPR投稿の実績」という結果になりました。本調査から、「成果に結びつきやすいと感じる」という回答が最も多く挙がったのは、インフルエンサー選定時に「投稿から読み取れる数値」を重視したケースであることがわかりました。しかし、定量的な指標を重視しつつも、効果測定や成果予測の難しさは依然として大きな課題であることが浮き彫りになっています。

4.Amazonのモバイルトップページが進化!新機能とデザインのテストを開始
Amazonでは25年以上にわたり、最先端のAIと機械学習を活用して、お客様に関連性の高い商品や特典、サービスをご提案してきました。今回新しくなったAmazonのモバイルトップページでは、お客様の興味に合わせてさらに多くのおすすめ商品やお買い物のヒントをご紹介できるようになっています。過去の購入履歴や閲覧履歴をもとにトップページをパーソナライズすることで、お客様がお探しの商品や関連性の高い商品をすぐに見つけることができます。たとえば、最近布団を購入されたお客様には、その布団に合うシーツや枕などがおすすめされやすくなります。さらに、お客様の興味や好みに合わせて、注目のトレンド商品や新商品、ベストセラー、セール情報なども表示され、関心を持っているであろうカテゴリーの最新情報をいち早くチェックできるようになります。それ以外にも、「ウィンドウディスプレイ」や「再購入」など変化が出ている箇所があるため、まずはご自身でご覧になっていただければと思います。

5.Z世代の広告印象調査:動画広告に9割が不快感
株式会社ICAは、Z世代の方を対象に、「Z世代が抱く広告のイメージ」に関する調査を実施しました。はじめに、「普段よく目にする広告の種類」について尋ねたところ、『SNS広告』が71.6%と回答した方が最も多く、『動画広告』が50.9%、『テレビCM』が37.0%となりました。上位に挙がった回答は、いずれも映像ベースの広告形態で、視覚・聴覚の双方に訴えるメディアへの接触が多いことがわかります。中でも『SNS広告』は、Z世代の方の生活導線と直結しており、スクロール中に頻繁に挟まれるため、自然な形で目にする機会が圧倒的に多いと考えられます。どのような広告が不快に感じるか尋ねたところ、最も不快に感じている広告は「動画広告」で、約9割が不快だと回答しました。同様に、「バナー広告」や「SNS広告」も上位となり、不快感が高い広告には共通して「視聴や操作中に割り込んでくる」という特徴が見られました。これらの広告は、ユーザーがコンテンツを操作・閲覧している最中に表示されるため、視覚的な邪魔や誤操作によるストレスが不快感をもたれやすい原因と考えられます。一方、約7割が不快と感じないと回答した「屋外ビジョン広告」や「新聞」、「看板」といった広告は、ユーザーの体験を妨げず、自分のペースで視認できるため、不快感が少なく受け入れられやすい傾向が見られました。広告効果という観点では視聴者にとって不快感を与える可能性がありながらも動画広告やSNS広告などが重要であることは変わりませんが、視聴者にとってどういった印象を抱かれる可能性があるのか知っておきたい調査かと思います。

以上、ECの未来®NEWSでした。

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