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- 2025年4月18日から4月24日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、Web3技術を活用したEC向け模倣品対策SaaSが登場
2、越境ECでどこに売る?人気な進出国は?
3、佐川急便が越境EC向けの対応を強化!関空にECセンターを新設
4、ゴールデンウィークの気になる消費動向は?
5、makeshopが2024年年間流通額3,428億円で過去最高を達成
1.Web3技術を活用したEC向け模倣品対策SaaSが登場
世界貿易の2.5%を占める模倣品問題が深刻化し、2023年度の東京税関の差止数は過去最多の216,387点に達しました。オンライン販売の増加で健康被害やブランド企業の損失が拡大。株式会社インバースは、Web3技術を活用したEC向け模倣品対策SaaS『BoA』を開発。簡単な真贋判定で収益向上と顧客満足度を実現し、次世代サイバーセキュリティでデジタル経済の安心・安全を構築すると発表しました。「BoA」の最大の特徴は、買い物客がECサイト上で簡単に真贋判定を行える点です。従来の透かしのような物理的な方法では模倣品の使用は防げても購入を防ぐことができず、顧客体験の悪化が課題でした。また、電子的な方法では本人確認の煩雑さやデータコピーのリスクがありました。「BoA」は、インターネットの標準技術、電子証明、ブロックチェーンを組み合わせることで、これらの課題を解決。買い物客は商品説明欄の200文字ほどの文字列をコピー&ペーストのみでオンライン上での厳密な真贋判定が可能となり、実店舗と同等の信頼性を確保できます。これにより、ブランド企業や小売店は収益向上と顧客満足度の向上を実現できるとのことです。
2.越境ECでどこに売る?人気な進出国は?
ディーエムソリューションズ株式会社は、全国の20-50代の男女で越境EC事業を運営する担当者・責任者700名を対象に、「越境EC事業の運用手法に関する実態調査」を実施しました。「越境ECで最初に進出した国について教えてください」と聞いたところ、アメリカが28.1%と中国の27.1%が最初の進出先として高い人気を集め、次いで台湾が18.6%、韓国の12.0%と隣国が続きました。市場規模の大きさや経済的な結びつきの強さが、最初の進出先としてアメリカと中国が選ばれる主な理由であると考えられます。一方で、地理的な近さや文化的な親和性から、台湾や韓国といった隣国も比較的容易に参入しやすい市場として認識されていることが伺える結果となりました。
3.佐川急便が越境EC向けの対応を強化!関空にECセンターを新設
SGホールディングスグループの佐川急便株式会社は、関西国際空港の倉庫エリアに新たにSAGAWAグローバルECセンター関西を設置しました。本センターは、佐川急便りんくう営業所が管轄するセンターの機能と、SGHグローバル・ジャパン株式会社の保税蔵置機能を併せ持ち、海外と日本を繋ぐゲートウェイのひとつとして2025年4月11日より稼働を開始しました。国際貨物事業、物流倉庫事業を担うSGHグローバル・ジャパンは、本センターを活用することで、海外のEC事業者に対し、通関許可から国内発送までを当該センター内にある保税蔵置場の自動通関許可判別仕分け機と国内仕分けエリアの自動仕分け機とシームレスに連結することで、最短のリードタイムを提供することができます。今後も成長著しい越境EC市場に対し、顧客の要望に寄り添った投資を行っていく予定とのことです。
4.ゴールデンウィークの気になる消費動向は?
コマースメディアを展開するCriteo(クリテオ)は、日本人約1,200人以上を対象に、ゴールデンウィークの消費動向に関する調査を実施しました。調査の結果、旅行トレンドとしては、コロナ禍を経て海外へ旅行しやすくなったものの、依然として国内旅行の人気が高く、また、購買トレンドとしては、Z世代の約6割が「推し活」をあげたことがわかりました。
5.makeshopが2024年年間流通額3,428億円で過去最高を達成
GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社が提供するECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」は、2024年の年間流通額が前年比109%の3,428億円に達し、過去最高を更新いたしました。2024年に「makeshop byGMO」が提供する「海外販売機能」を導入した店舗では、著しい流通額の成長が見られました。これらの店舗における流通額は前年比172.7%となり、日本の商品やサービスに対する海外需要の高まりを顕著に示しています。
以上、ECの未来®NEWSでした。
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