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- 2024年11月15日から11月21日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、ヤマト運輸、Yahoo!ストア向けフルフィルメントサービスの終了を発表
2、Shopify、2025年1月よりAmazon Payが利用不可に
3、AmazonがTemuやSheinのような低価格商品特価サービスをスタート
4、地区宅便の「コニポス」、エニキャリと連携し最短当日配送を実現
5、ZOZO創業者の前澤氏、株がもらえる新サービス「カブアンド」をリリース
1.ヤマト運輸、Yahoo!ストア向けフルフィルメントサービスの終了を発表
ヤマト運輸株式会社は、「Yahoo!ショッピング」出店ストア向けに提供している「Yahoo!ストア向け フルフィルメントサービス」を2025年2月20日をもって終了することを発表しました。この決定に伴い、2024年11月19日をもって新規申し込みの受付も終了するとのことです。
ヤマト運輸は、今回のサービス終了後も、顧客のニーズに応えるため、パートナー企業によるフルフィルメントサービスの紹介や自社から出荷する際の宅急便契約に関する相談を受け付けるとしています。
2.Shopify、2025年1月よりAmazon Payが利用不可に
Shopifyは、2025年1月6日をもってAmazon PayがShopifyとの互換性を失い、Shopifyストアでの利用ができなくなると発表しました。なお、Amazon PayはShopifyストアから自動的に削除されるため、ストア運営者が個別に操作を行う必要はありません。ただし、過去にAmazon Payを使用して行われた注文情報は、引き続きAmazon Seller Centralを通じて確認することができます。
3.AmazonがTemuやSheinのような低価格商品特価サービスをスタート
Amazonは2024年11月13日、ファッション、ホーム、ライフスタイル、電子機器など幅広いジャンルの20ドル以下の商品を専門に扱う新サービス「Amazon Haul(アマゾンホール)」を米国でベータ版として提供開始しました。このサービスはAmazonのショッピングアプリおよびモバイルサイトで利用可能で、通常の配達期間は1~2週間に設定されています。
近年、消費者の節約志向の高まりや、パンデミック後のオンラインショッピング需要の増加により、低価格商品市場は急速に拡大しています。このような背景の中、TemuやSheinといったプラットフォームがコストパフォーマンスを重視する消費者に支持され、競争が一層激化しているのです。一方で、Amazon Haulは、Amazonが持つ強固な物流網や販売者エコシステムを活用し、TemuやSheinにはない独自の競争力を備えています。今後、正式展開に向けてさらなる進化が期待されるでしょう。
4.地区宅便の「コニポス」、エニキャリと連携し最短当日配送を実現
セイノーグループでメール便発送・配達事業などを行う株式会社地区宅便は、ラストマイル物流に特化した物流ソリューション事業を展開する株式会社エニキャリと提携し、地区宅便が提供するポストイン配送「コニポス」における新たな連携サービスを提供します。
この連携サービスは、エニキャリが独自に所有する配送管理システム「ADMS(アダムス)」を活用して、「コニポス」に当日・翌日配送の機能を追加し、お客様の利便性向上を図るものです。
「コニポス」の優位性である業界最安値のポスト投函サービスは引き続き提供をしながら、早い受け取りを希望する企業向けに、エニキャリとの連携サービスとして当日・翌日配送を新たな選択肢として提供する予定です。導入先は、EC事業者のほか小売業など荷主企業です。
サービス統合や配送料の値上げなど小型宅配市場の変化が進む中、地区宅便とエニキャリの強みを掛け合わせ、配送効率や利便性の向上、コスト軽減を目指した取り組みとなります。また、両サービスを併用する場合、取引が一元化されるなどの利便性が見込めるとのことです。
5.ZOZO創業者の前澤氏、株がもらえる新サービス「カブアンド」をリリース
株式会社カブ&ピースは、2024年11月20日より電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税といった生活インフラ関連サービスを提供すると発表しました。サービスの利用者は、カブ&ピース社の未公開株を受け取ることができるサービスです。電気代が株になる。ガス代が株になる。スマホ代が株になる。生活費が株に変わる、まったく新しい体験が始まります。11月1日の情報解禁以来、SNSをはじめ話題になっていた、株の還元率を含むサービスの全容を発表しました。
本サービスは6つの各サービスを利用することで、利用料金に応じた株引換券がもらえる画期的なサービスです。株引換券は株をもらうために必要な電子チケットのようなもので、1枚1円として株と交換することができます。お渡しする株はカブ&ピース社の未公開株です。株に交換しない場合は、本サービスの割引に使える割引券に交換することができます。
以上、ECの未来®NEWSでした。