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2024年7月12日から7月18日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、一元管理ツールとeギフトサービスが連携!注文データを自動取得
2、最先端のAI技術で洋服のオンライン試着が簡単に!?
3、AIを活用した家具デザインサービス「カナエテAI」
4、【決済動向に関する世代別調査】クレカ決済のみに困る若年層
5、株式会社いつも「生活者のEC利用実態調査2024」を発表
1.一元管理ツールとeギフトサービスが連携!注文データを自動取得
株式会社アイルが提供する複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL(クロスモール)」は、AnyReach株式会社が提供するeギフトサービス「AnyGift(エニーギフト)」と注文情報の連携を開始しました。
「AnyGift」は、相手の住所を知らなくてもLINEやメールを通じてギフトを贈る“eギフト機能 ”を、ECサイトに組み込むことができるサービスです。このたびの連携により、住所入力が完了すると「CROSS MALL」へ届け先住所の付与された注文情報が自動的に送られるため、eギフトをご利用のEC事業者さまの負荷を大幅に軽減し、出荷までがスムーズになります。eギフトをご利用されていないEC事業者さまは、業務の変更なしに新たな販売形態を検討できます。
2.最先端のAI技術で洋服のオンライン試着が簡単に!?
株式会社ニュウジアは、最先端のAI技術を活用し、5枚の写真から、たった15秒で生成する、「AIアパレル試着ソリューション」を発表しました。このソリューションは、お客様のスマートフォンで撮影した写真から、まるで実際に試着しているかのようなリアルな画像を生成し、バーチャル試着体験を提供します。
アパレルを販売しているEC事業者は、多種多様なモデルと商品を組み合わせ、様々な着回しを一瞬で実現します。人間のモデルを採用し、商品をスタジオに持ち込んで撮影する必要はなくなり、低コストで、様々な体型のモデルが着用したマネキン画像がすぐに生成されることで、マーケティング素材を充実化できます。
3.AIを活用した家具デザインサービス「カナエテAI」
カナエテ株式会社は、ユーザーがキーワードを選択するだけで多様な家具デザイン画像を生成できるAIサービス「カナエテAI」をリリースしました。
カナエテAIでは、デザインキーワードを多数用意し、ユーザーの選択したキーワードを反映した画像を生成できるようにしました。キーワードの組み合わせは1億通りを超え、さらには学習機能により2度同じ画像が生成されることはない、唯一無二のデザインとなります。
アイディアを生み出すために、生成AIを活用する事例は多々ありますが、カナエテAIでは唯一無二のデザインを生成することが可能です。AIの台頭により、事業者の業務が変わっていくことが感じられます。
4.【決済動向に関する世代別調査】クレカ決済のみに困る若年層
自由な決済社会の実現を目指す株式会社Jamm(ジャム)は、18〜59歳の男女20,000名を対象に、「決済動向に関する世代別調査」を実施いたしました。
オンラインでの商品・サービスの購入時に、困ったことがあるかを聞いたところ、いずれの世代でも約半数が「困ったことがある」と回答しています。オンラインでの商品購買全般において、”決済”に問題を抱えているという実態が伺える結果になりました。
オンライン決済で困った要因を聞いたところ、若年層では特に「決済方法がクレジットカードのみに限られており困った」と回答する結果となりました。Z世代を含む若年層にとって、クレジットカードのみに限られた店舗での商品・サービス購買において、困難を感じる傾向にあることが明らかになっています。
Z世代にオンラインでの商品購買時によく使う決済手段を聞いたところ、クレジットカードの利用意向が25歳以上と比べて少ない結果となりました。Z世代はクレジットカードに代わる決済手段を利用している実態がわかります。
自社のサイトの年齢層に合った決済手段が導入されているか、世代ごとにどのようなことに困っているのか、年代別の調査レポートを参考に自社の業務を見直しても良いかもしれないですね。
5.株式会社いつも「生活者のEC利用実態調査2024」を発表
株式会社いつもは、国内の10〜70代の男女 1,675人を対象に、近年の消費行動を分析するための買い物実態調査を実施しました。ライフスタイルの変化とともに「買い物」のあり方はどう変化しているのか、実店舗とECの利用状況に関する生活者の行動と意識の実態を33項目にまとめた調査レポートを公開しています。
EC利用の頻度は月に1〜3回程度という方が約半数。週に1回以上利用する人は約2割となっています。特に商品購入後にレビューをする方は頻繁にECを利用する傾向にあり、自ら進んでコメントをしてくれる方は売上の貢献度が高いことが伺えます。
ECの利用金額は月10,000円未満が全体の約7割を占めています。購入金額は特にECでギフト品を購入する方ほど高い傾向にあることが調査からわかりました。
「最も利用するECサイト」は、全体傾向としてはAmazonと楽天市場に二極化しています。20代のメイン利用はAmazonに偏っており、楽天市場は年代が上がるにつれメイン利用の割合が高まっています。また、男性はAmazon、女性は楽天市場と性別によって使い分けられていることもわかる結果になりました。
今回ご紹介した以外に、商品認知に関する調査やオフラインとオンラインの購買行動、EC購入後の行動など、さまざまな調査が行われています。気になる方はぜひ概要欄からご覧ください。
以上、ECの未来®NEWSでした。