2024年4月12日から4月18日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供でお送りしています。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、レンティオがレンタルECサイト構築サービスを提供
2、JR西日本の出店型ECモールがオープン!
3、ヤマトHD、JALグループと連携し貨物専用機の定期便運航を開始
4、卸モールNETSEA、中国サプライヤーの出店が可能に
5、TSIがEC向け画像生成AIツールを導入し、再撮影の手間を抑える
1.レンティオがレンタルECサイト構築サービスを提供
家電のサブスク・レンタルサービス レンティオを手がけるレンティオ株式会社は、新サービスとしてレンタルECサイト構築プラットフォーム「Rentify(レンティファイ)」運用を開始いたしました。これにより、レンタル事業者は自社ドメインでサブスク・レンタルサービスを運用することが可能となり、消費者に対し新たに“お試し”や月額で利用する“サブスク利用”など、購買における様々な選択肢を提供することができます。
また、すでにレンタル事業を展開している事業者においては、既存サービスのDX化を実現し、在庫等の管理業務を効率化することで今後の事業拡大のチャンスを得ることも可能になるとのことです。
エンドユーザー向けに9年間サブスク・レンタルサービスを提供しているレンティオが提供するサービスということもあり、期待が高まりますね。
2.JR西日本の出店型ECモールがオープン!
西日本旅客鉄道株式会社は、「心と未来を動かす“WESTER体験”」の実現に向け、出店型の新たなECモール「WESTERモール」を2024年4月15日にオープンいたしました。開業記念として、高い倍率のポイント還元やクーポンの配布など良いスタートダッシュが切れるような販促キャンペーンを実施しています。
オープン時の参加ショップはお土産屋さんやホテルなどJR西日本ならではの個性的なラインナップになっています。JR東日本のJRE MALLのオープンから約6年経っての今回の取り組みとなりますが、交通インフラの強みを活かして、今後どのような展開になるのか気になりますね。
3.ヤマトHD、JALグループと連携し貨物専用機の定期便運行を開始
ヤマトホールディングス株式会社と日本航空株式会社とスプリング・ジャパン株式会社は連携し、2024年4月11日から、ヤマトグループが導入する貨物専用機の運航を開始しました。本貨物専用機は、JALグループのスプリング・ジャパンが運航を担います。
物流を取り巻く環境の変化に対応すべく、ヤマトグループとJALグループは連携し、新たな輸送手段として貨物専用機を活用することで、安定的な輸送力の確保やサービス品質の維持・向上を図り、持続的、かつ強靭な物流ネットワークの構築を目指すとのことです。
4.卸モールNETSEA、中国サプライヤーの出店が可能に
株式会社SynaBizが運営する国内最大級のBtoB仕入れ・卸モールNETSEA(ネッシー)では、新たに中国のメーカーやOEM受託企業などのサプライヤーによる出店を開始しました。
これまで、商品を卸すサプライヤーは日本国内に営業所を持つことが出店の条件でしたが、海外事業強化の一環として、今後は国内に営業所がない中国サプライヤーもNETSEAに出店できるようになりました。
現在、NETSEAでは日中間の輸出入をオンライン・オフラインで繋ぐ4つの軸をもとに事業を進めています。今回は投影資料の右上にある中国サプライヤーから日本バイヤーへオンラインで商品を届ける取り組みで
上場企業の子会社による出店審査を通過した中国企業の商品を、日本からオンラインで強いられるのは安心で嬉しいことだと思います。
最後のニュースです。
5.TSIがEC向け画像生成AIツールを導入し、再撮影の手間を抑える
株式会社ELEMENTSは、ファッションEC企業向け画像生成AIツール「SugeKae(スゲカエ)」をナノ・ユニバースやジルスチュアートなどを提供する株式会社TSIホールディングスに導入し、運用を開始しました。
「SugeKae」は、画像編集技術を持たない人でも、元データと参照画像をアップロードするだけで、背景やコーディネート、商品のカラーをすげ替えることができるツールです。販売開始時点から商品の売れ行きや季節の変化によって、低コストかつ短時間で商品画像のリメイクができます。これまで撮影工数の問題などで販売促進が難しかった商品も、手間なく訴求できることで、在庫処分に伴う値引き販売の防止などにつなげることが可能です。
今後は、ナノ・ユニバースなどの店舗画像学習による背景一括生成や、撮影画像の動画化による広告強化など、「SugeKae」を活用した取り組みを拡大していく予定とのことです。
以上、ECの未来ニュースでした。
以上、ECの未来®NEWSでした。