2023年12月22日から12月28日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。
ご紹介するニュースは次の5つです。
1.2027年に4兆円超えとなるインターネット広告市場
2.yutoriがアパレル企業史上最短・最年少上場記録を更新
3.ポスト投函されたチラシの意外な閲覧率とは？
4.GMOメイクショップの物流代行プランで格安・即配のプランを提供開始
5.電通、キャッシュレス意識調査を実施 キャッシュレス決済は利用率9割超えに
1.2027年に4兆円超えとなるインターネット広告市場
株式会社矢野経済研究所は、国内のインターネット広告市場を調査し、現況、参入企業の動向、および将来展望を明らかにしました。2022年度の国内インターネット広告市場規模は前年度比112.2％の2兆9,340億円と推計されています。2023年度は前年度より伸長率が鈍化し、前年度比106.3％の3兆1,180億円と見込まれています。
本調査ではAIがインターネット広告市場に与える影響についても言及されています。クリエイティブの生成や広告効果予測、広告運用オペレーターの業務効率化など、様々な領域でAIの活用が広がっており、特にクリエイティブ領域におけるAI活用が加速していくとのこと。さらに、今後は業務効率化だけに留まらず広告の効果改善にAIが活用されていくと考えられています。また、AI活用においては、AIの透明性や説明責任、セキュリティ、倫理と法律の問題など、さまざまな課題点があることを忘れてはいけません
今後も継続的にインターネット広告市場は拡大し、2027年には4兆円を超える規模になると予測されています。
2.yutoriがアパレル企業史上最短・最年少上場記録を更新
複数のストリートブランドを展開する株式会社yutoriは、2023年12月27日、東京証券取引所グロース市場へ新規上場いたしました。
設立1年目の2019年3月期以降、ECでの売上をベースに既存ブランドの伸長、新規ブランドの開発、M&Aによるブランド取得により売上高は高い成長率を維持しています。親会社として発行株式の51.0%を所有していたZOZOは新規上場により株式の一部を売却しました。これにより、yutoriはZOZO傘下から離れて独立体制になるとのことです。
3.ポスト投函されたチラシの意外な閲覧率とは？
日本トレンドリサーチは、ポスティング・チラシ配布の「株式会社アドワールド」と共同で「興味のないチラシ」に関するアンケートを実施しました。EC事業者の方もオンライン施策のみならず、ポスティングなどチラシを配布する施策の検討・実施する事があるかと思います。
ポスティングされたチラシを見ずに捨ててしまうことはあるか聞いたところ、興味がなくても一応見ることもあると回答した方が48.3％となりました。チラシを見ている方から寄せられた声として、「気になる情報が手に入るかもしれないから」や「新しい発見がある事もある」といった声が多く見られました。
ポスティングされたチラシを見たうえで商品やサービスを利用したことはあるかという質問に対しては、あると回答した方が36.1%という結果になっています。サービスの利用理由には「近所にできたお店だから」「お得に感じたから」などの理由が多く挙げられており、訴求内容を練ることで効果的な集客施策になりそうです。
4.GMOメイクショップの物流代行プランで格安・即配のプランを提供開始
GMOメイクショップ株式会社は、「makeshop byGMO」をご利用のEC事業者向けのロジスティクスセンターにおいて2023年12月25日より、EC向け物流代行プラン『makeshopロジ』に、格安・即配の「ライトプラン」の提供を開始いたしました。
「ライトプラン」では、自社EC物流業界最安水準となる初期・月額費用0円、宅配60サイズ638円で提供しています。これにより、比較的小規模なEC事業者でも手軽に配送代行を利用できるようになるとのことです。
makeshopをご利用で物流業務の外部委託、もしくはリプレイスをお考えの事業者様は検討してはいかがでしょうか。
5.電通、キャッシュレス意識調査を実施 キャッシュレス決済は利用率9割超えに
株式会社電通において決済領域のマーケティング戦略支援を行うプロジェクトチーム「電通キャッシュレス・プロジェクト」は、第6回 「生活者のキャッシュレス意識調査」を実施しました。
直近１年間の日常生活において、あなたはキャッシュレス決済をどれくらいの頻度で利用しているか聞いたところ、一度以上利用したことがあると回答した方が93.5％という結果になりました。
以上、ECの未来®NEWSでした。
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