【ECの未来®NEWS】佐川急便が2024年4月から値上げを発表!2023/10/27-11/2

2023年10月27日から11月2日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。

ご紹介するニュースは次の5つです。
1.佐川急便が2024年4月から値上げを発表!
2.EC業務を外注するなら?クラウドソーシングのトレンド発表
3.カウネット、送料無料ラインを引き上げ、配送料は値下げへ
4.メルマガはオワコンじゃない!8割超が毎日メルマガを読んでいる
5.コロナ緩和後のハロウィン。消費の動向やいかに

1.佐川急便が2024年4月から値上げを発表!
佐川急便株式会社は、持続可能な物流インフラの維持と品質の向上を目的に、宅配便などの届出運賃を、2024年4月1日より改定することを発表しました。なお、今後も経済状況や市場の変化を考慮し、適時運賃などの見直しを予定するとのことです。

値上げの対象は、飛脚クール便含む飛脚宅配便、飛脚特定信書便、飛脚国際宅配便です。主にEC事業者の方に影響する「飛脚宅配便」は平均で7%ほどの値上げ。「飛脚国際宅配便」は平均で6%ほどの値上げとなっています。

2023年4月にヤマト運輸では一足先に宅配便の値上げを行っており、1年遅れる形で今回佐川急便が値上げを行うことを発表しました。迫る2024年問題に、今後も配送会社の動向から目が離せません。

2.EC業務を外注するなら?クラウドソーシングのトレンド発表
株式会社クラウドワークスは、日本最大のクラウドソーシングサービス「CrowdWorks」における2023年7月から9月の「トレンドワーク」を発表しました。昨年同期比でECサイトの商品登録業務およびショート動画関連業務を受注可能なワーカーの需要が拡大しています。

近年、フリマサービス上で、物販を行って収入を得ている個人事業主が増加しています。この際に発生する登録業務をクラウドワークスで発注し、個人が企業のように事業を行っているようです。なお、2022年から現在にかけていくつかのフリマアプリの手数料が値上げされている中で、関連ワードとして出現している「PayPay(フリマ)」は手数料を維持しているため、一定の人気があることが伺えます。

他の関連ワードを見るとbaseやヤフオクなどが挙がっていることから、法人が業務を委託するケースよりも個人の延長で収入を得ている方が業務を効率化する目的でクラウドソーシングを活用している様子がわかります。法人として業務を運営する事業者の方にとっては、単純作業を安価な労働力に委託することの魅力がある一方、セキュリティなどの観点からどこまでの業務を依頼するのか考えると、気軽には始められないかもしれません。

3.カウネット、送料無料ラインを引き上げ、配送料は値下げへ
コクヨグループでEコマースサービスを提供する株式会社カウネットは2023年12月1日(金)より、法人向け通販「カウネット」「ウィズカウネット」及び、個人向け通販「おうちカウネット」の配送料無料注文金額のサービス基準を変更することを発表しました。

12月1日(金)受注分より、配送料無料注文金額を従来の「1,000円(税込)」以上から「2,500円(税込)」以上に変更すると同時に、有料配送については、現行330円(税込)の配送料を220円(税込)に引き下げるとのことです。

カウネットは配送料無料注文金額のサービス基準を変更し、配達荷物の集約により社会的に課題となっている物流負荷の軽減を目指すと発表しています。配送料が無料になるラインを変更することで、消費者が一回あたりに注文する狙いを込める一方で、配送料がかかる場合の負担を軽減する取り組みとなっています。

2024年問題を前に、さまざまな企業が取り組みを行っている一例としてご紹介させていただきました。

4.メルマガはオワコンじゃない!8割超が毎日メルマガを読んでいる
株式会社ベンチマークジャパンでは、「メールマガジンが日本のインターネットユーザーにどのように読まれているのか?」について、プライベート用メールアドレス、仕事用メールアドレスそれぞれについて調査を行いました。

日本のインターネットユーザーの71.3%がメルマガを購読しているとのことですが、年齢が上がるにつれて購読率は高くなっています。以前は会員登録の際に、メールアドレスの入力が必須なサイトが多くありましたが、最近ではLINEやXなどのSNSアカウントから会員登録が可能なサイトが増えており、若年層についてはメルマガ登録をする機会自体が少なくなっていることが考えられます。

「1日何通のメルマガを開いて読んでいるか」という問いに対しては8割超の方が毎日1通以上のメルマガに目を通していると回答しています。

また、「1通あたりどれくらいの時間かけて読んでいるか」という問いに対しては、1分を超える場合は約2割と読み込んでもらえるメルマガの割合が少ないことがわかります。

メルマガを開く際に影響するポイントは半数超が件名・タイトル、約20%が本文プレビューとファーストビューの占める箇所が7割影響しています。送信元名を見て開かれる率は約2割となっており、メルマガを配信する上でこの2割に入るための工夫が大切になることでしょう。

メルマガに期待しているコンテンツは、「最新情報、ニュース」が60.2%、「セール、クーポンなどお得な情報」が52.6%、「ブランドやサービスが提供する商品の情報、カタログ、メニュー」が43.3%となっています。お客様との貴重なつながりと言えるメールマガジン。ただ無機質に情報を発信するのではなく、お客様目線で届いたときについつい開いてみたくなるようなメールづくりが大切ですね。

5.コロナ緩和後のハロウィン。消費の動向やいかに
LINEヤフー株式会社は、「ヤフオク!」は「Yahoo!オークション」に、「PayPayフリマ」は「Yahoo!フリマ」にサービス名称を変更しました。「ヤフオク!」は2001年9月に「Yahoo!オークション」から変更された名称になりますが、今回の発表を機にもとに戻る形となりました。サービス名変更後も出品された商品が落札・購入された際にかかる手数料に変更はなく、これまで以上に「PayPayが使える・貯まるサービス」としてアップデートしていくと発表されました。

今回の名称変更はブランド統一のほかに、今後も両サービスをシームレスに利用できるようなサービスデザインの刷新やさまざまな機能拡充を通して、連携をより強化することを目的としているようです。

以上、ECの未来®NEWSでした。

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