【ECの未来®NEWS】広告苦情が7,000件超に急増 EC広告は表現リスク管理が急務!2025/12/19-12/25

      1. 2025年12月19日から12月25日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

    本日ご紹介するニュースは次の5つです。
    1、福袋購入は事前予約が主流に 抽選制と中身公開で失敗不安を解消
    2、AOKIがAIエージェント導入 ECで実店舗級の接客体験を実現
    3、通販の調べ物にAIが浸透 購入検討で利用率65%に到達
    4、広告苦情が7,000件超に急増 EC広告は表現リスク管理が急務
    5、物価高で8割超が買い物スタイル変化 衝動買いはお菓子類が最多

    1.福袋購入は事前予約が主流に 抽選制と中身公開で失敗不安を解消
    株式会社ネオマーケティングが実施した福袋購入者向け調査により、近年の福袋購買行動の変化が明らかになりました。調査対象は全国の20〜59歳の男女で、福袋を「よく買う人」。調査期間は2025年12月1日から3日までの3日間です。調査結果で特に注目されたのは、購入方法の変化です。当日店頭で購入する人が16.5%にとどまった一方、事前予約での購入は62.9%と大きく上回りました。中でも抽選販売は36.0%と、先着順よりも支持されており、「並ばなくてよい」「落ち着いて購入できる」といった心理的負担の軽減が背景にあるとされています。また、福袋の中身については「すべて公開されている方が良い」が42.9%、「一部公開されている方が良い」が41.0%となり、8割以上が何らかの形で中身を確認したいと回答しました。過去に福袋購入で「失敗した経験がある」と答えた人が66.8%に上ることから、事前に内容がわかることが安心感につながっているといえます。

    2.AOKIがAIエージェント導入 ECで実店舗級の接客体験を実現
    株式会社AOKIは、公式オンラインショップにおいてAtlas株式会社が開発したAIエージェント技術「EC Agent」を2025年12月1日から導入しました。ユーザーの行動履歴や閲覧傾向を記憶・分析し、嗜好に応じた商品提案を行う仕組みです。従来のECにおけるレコメンド機能は、閲覧商品に近いアイテムを一律に表示するものが中心でした。今回導入されたEC Agentでは、ユーザーが「何を探しているか」をヒアリングしながら、目的や関心を文脈として理解したうえで商品を提示します。ポップアップ形式での提案により、探す手間を減らし、直感的な商品選択を後押しします。AOKIは本施策を、単なる機能追加ではなく「デジタル空間での接客力向上」と位置付けています。実店舗のスタッフが行うような、利用シーンや好みを踏まえた提案をEC上で再現する狙いです。商品点数が多いアパレルECにおいて、迷いを減らす仕組みはCVR改善だけでなく、顧客満足度向上にも寄与すると考えられます。

    3.通販の調べ物にAIが浸透 購入検討で利用率65%に到達
    株式会社エルテックスは、「通信販売に関する消費者調査2025年」を公表しました。調査は全国600人を対象に、2025年11月25日から27日にかけて実施されています。調査によると、直近半年の「調べ物」においてAIツールを利用した人は46.8%に達しました。特に20代では6割を超えており、検索行動の起点がキーワード入力からAIへの質問形式へと移行しつつある実態が浮かび上がっています。さらに注目すべきは、通販商品を検討する場面でのAI利用です。AI利用経験者のうち65.2%が、購入検討時にもAIを使用していると回答しました。20代では8割超、60代でも約4割が利用しており、世代を問わず活用が進んでいることが分かります。使用ツールではChatGPTが66.5%と最も多く、複数のAIを併用するユーザーも一定数存在します。商品比較や情報整理をAIに任せる行動は、今後さらに一般化する可能性があります。EC事業者にとっては、AIに「どう見つけられるか」「どう要約されるか」を意識した情報設計が、新たな集客・購買導線として重要になりそうです。

    4.広告苦情が7,000件超に急増 EC広告は表現リスク管理が急務
    日本広告審査機構、通称JAROは、2025年度上半期の広告苦情件数が7,088件に達し、前年同期比で1.7倍に急増したと発表しました。特にインターネット広告に関する苦情が大幅に増えています。
    内容別では「表現」に関する苦情が4,097件と最も多く、性的表現や不快感を与える表現への指摘が顕著でした。業種別では、医薬部外品をECで扱う事業者への苦情が集中し、特定の1社に479件が寄せられています。また、広告の表示手法に対する不満も増加しています。画面いっぱいに表示される広告や、オプトアウトしても繰り返し表示される仕様などが、ユーザーのストレス要因となっていることが明らかになりました。広告量や表現で人目を引く手法が、逆にブランド評価を下げるリスクを高めています。JAROは広告主への苦情情報提供や警告を通じて改善を促していますが、EC事業者側でも自主的な表現チェックやリスク管理が不可欠な状況です。短期的なCTRだけでなく、中長期のブランド信頼を見据えた広告運用が問われています。

    5.物価高で8割超が買い物スタイル変化 衝動買いはお菓子類が最多
    株式会社mitorizは、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」の会員2,993名を対象に、「食品と日用品の買い物に関する調査」を実施しました。本調査は2025年10月21日から24日にかけて行われ、物価高騰が長期化する中での買い物スタイルの変化や、衝動買いの実態を明らかにしています。調査の結果、物価高の影響により「買い物スタイルに変化があった」と回答した人は83.4%に達しました。年代別では30代が84.8%と最も高いものの、全世代で8割を超えており、幅広い層に影響が及んでいることがわかります。変化した行動として最も多かったのは「ポイント還元やキャッシュレス決済キャンペーンの活用」で40.8%となり、単純な値引きではなく、仕組みを活用した節約行動が定着している様子がうかがえます。そのほか、「より価格の安い商品やPB商品を選ぶようになった」が38.4%、「セールや特売日のまとめ買いを意識するようになった」が36.0%と続き、購入商品やタイミングを工夫する動きも顕著です。一方で、60代以上では「必要最低限の買い物に抑える」といった回答がやや高く、購入量そのものを見直す慎重な姿勢が特徴的でした。

    https://youtu.be/NuZOAXpawbs

    以上、ECの未来®NEWSでした。

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