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- 2025年10月17日から10月23日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
 
 本日ご紹介するニュースは次の5つです。 
 1、生成AIで高額商材の購買行動が変化 8割が「意思決定の質が向上」
 2、グラムスがAI動画生成ツール「heroshot」を公開 画像1枚で販促素材を生成
 3、ECユーザーの9割がリピート購入経験あり 通知のパーソナライズが鍵に
 4、ブラックフライデー認知率95.5% 節約志向の高まりで消費が加速へ
 5、Z世代ハロウィンは“共感と映え”が中心 SNS起点の購買体験が拡大1.生成AIで高額商材の購買行動が変化 8割が「意思決定の質が向上」 
 株式会社LANYが、生成AIを活用して10万円以上の高額商材を購入した111名を対象に生成AI活用実態調査を実施しました。生成AIを使うことで「意思決定の質が良くなった」と回答した方は約8割に上りました。ChatGPTを中心に生成AIを利用する人が増加し、購入前の比較検討プロセスにAIが深く関与している実態が明らかになっています。回答者の73.9%が「複数の選択肢を客観的に比較できた」と答え、「広告に影響されない中立的な情報が得られた」も4割を超えています。また、AIの回答を参考に「当初の候補から別の商品に変更した」人は48.7%に達し、AIが購買決定を左右する存在になりつつあります。生成AIの情報信頼度は89.2%、次回も「利用したい」と答えた人は9割近く。企業にとっては、AI経由での情報収集や商品比較が一般化する中、SEOだけでなく、生成AI向けの「LLMO」対策が新たな課題となりそうです。2.グラムスがAI動画生成ツール「heroshot」を公開 画像1枚で販促素材を生成 
 グラムス株式会社は、商品画像をアップロードするだけでAIがモデル着用動画と画像を自動生成するWebアプリ「heroshot(ヒーローショット)」をリリースしました。わずか1分でプロ品質の販促クリエイティブを生成でき、ECサイトやSNSでのビジュアル訴求を大幅に効率化します。AIがモデルを生成し、商品を着せた画像や動画を自動作成。人物画像をアップロードすれば特定モデルやインフルエンサーを使った着用イメージも生成可能です。自然な影・ライティング補正やショート動画出力なども標準装備し、撮影コストを劇的に削減します。また、同社の「SASAGE.APP」と連携することで、生成した画像・動画をそのまま商品登録に活用可能。リユースやD2Cなど撮影負担の大きい事業者の課題解決に寄与します。グラムスは「動画で売る時代に、誰もがAIで販促を内製化できる環境を整える」とコメントしています。3.ECユーザーの9割がリピート購入経験あり 通知のパーソナライズが鍵に 
 株式会社シナブルが実施した「EC通知のパーソナライズ化と購買意欲」に関する調査では、ECユーザーの約9割が「同じサイトでリピート購入した経験がある」と回答しました。特に食品・日用品・美容関連の定期購入が多く、EC利用の“習慣化”が進んでいることがわかりました。再購入理由では「価格の安さ」の63.0%と「送料無料」の46.6%が上位でしたが、「好みに合った提案」「あなただけの特別クーポン」など、パーソナライズ通知による購買意欲向上効果も顕著に表れています。シナブルは「画一的なセール情報では心は動かない。顧客一人ひとりに寄り添う通知設計が、次のEC成長の鍵」と述べています。4.ブラックフライデー認知率95.5% 節約志向の高まりで消費が加速へ 
 くふう生活者総合研究所はブラックフライデーに関する調査を実施しました。調査によると、「ブラックフライデー」の認知率は95.5%に達し、約半数が「セールで買い物したい」と回答しています。購買意欲の中心は「食料品・飲料」の63.2%と「日用品・衛生用品」の55.7%で、生活必需品のまとめ買い需要が高まっています。平均購入予算は2万2,882円で、「スーパーマーケット」と「ECサイト」が希望される購買場所では過半数を超えて双璧となりました。物価高のなか節約志向が強まる一方で、ブラックフライデーが“お得に生活を整える日”として定着しつつあることがうかがえます。小売業界ではすでに半数超の企業が販促を予定。年末商戦の起点として注目が集まっており、同研究所は「節約を前向きな購買体験に変える工夫が、小売各社の勝負を分ける」と分析しています。5.Z世代ハロウィンは“共感と映え”が中心 SNS起点の購買体験が拡大 
 株式会社Reaplusが15〜29歳のZ世代489名を対象に「ハロウィン消費行動調査」を実施しました。33.5%が「昨年より楽しむ気持ちが増えた」と回答。背景にはSNSを起点とした共感・シェア文化の浸透があり、購買動機も「デザイン・SNS映え」が39.2%と最多になりました。情報収集では「Instagram」の55.9%、「X」の41.8%、「TikTok」の36.2%が上位を占め、投稿・閲覧の両面でSNSが購買を牽引。Z世代の消費構造は「機能から共感へ」「非日常からマイルド体験へ」と移行していることが示されました。同社は「企業は“参加する理由”を作るのではなく、“共感して動きたくなる仕掛け”を設計すべき」と指摘。ハロウィンは単なるイベント消費から、ブランドと若年層をつなぐ“共感型マーケティング”の実践舞台になっています。以上、ECの未来®NEWSでした。 
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