【ECの未来®NEWS】Nintが2024年EC市場分析を公表 3大モールが成長の7割を牽引!2025/10/3-10/9

      1. 2025年10月3日から10月9日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

    本日ご紹介するニュースは次の5つです。
    1、エアークローゼットがAIスタイリスト導入し初回満足度を向上
    2、Recustomerが調査 ファッションECの購入ハードルは「実物確認」
    3、freee会計と「セラー管理くん」が連携 Amazonセラーの経理を自動化
    4、Nintが2024年EC市場分析を公表 3大モールが成長の7割を牽引
    5、HALDATAがEC接客AIを進化 FAQ自動生成でSEO効果も

    1.エアークローゼットがAIスタイリスト導入し初回満足度を向上
    月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」を運営する株式会社エアークローゼットは、明治大学との共同研究により「AIスタイリストアシスタント」機能を導入しました。顧客とスタイリストの初回コーディネート方針をAIが自動対話で決定する仕組みで、情報収集と方針確認を自動化し、初回満足度向上を実現しています。共同研究を主導したのは明治大学・高木友博名誉教授。大規模言語モデルにエアークローゼット独自の知見を組み合わせ、抽象的な「好み」や「印象」まで理解する高度な対話構造を構築しました。これによりスタイリストの工数を削減しつつ、会員増加時も待ち時間なく対応可能に。AIはスタイリスト補助として機能し、最終提案は人が担うハイブリッド設計です。本取り組みは「日本DX大賞2024」CX部門で優秀賞を受賞。顧客理解をAIで拡張しつつ、人間的なスタイリングを維持した点が評価されました。エアークローゼットは今後も産学連携を通じ、データ駆動型ファッションDXの推進を強化します。

    2.Recustomerが調査 ファッションECの購入ハードルは「実物確認」
    Recustomer株式会社は、全国20〜60代の男女1,006名を対象に「ECでのファッションアイテム購入実態調査」を実施しました。結果、約60%が「1万円以上の購入にためらいを感じる」と回答し、主な理由として「実物を見られない不安」が挙げられました。購入をためらう要因の上位には、「サイズやシルエットへの不安」が64.7%、「写真と実物の差異」が54.2%など、非接触購買の限界が示されています。一方で「返品・交換のしやすさ」が58.1%、「自宅での試着」が49.9%と、購買を後押しする要素として浮上。約90%が「実物を確認できれば購入ハードルが下がる」と答え、試着体験の重要性が明確になりました。高単価商品のオンライン購入を支える「安心設計」が、今後のファッションECの鍵を握りそうです。

    3.freee会計と「セラー管理くん」が連携 Amazonセラーの経理を自動化
    フリー株式会社と株式会社Alphatiqueは、Amazon出品者向け自動化ツール「セラー管理くん」とクラウド会計ソフト「freee会計」のAPI連携を開始しました。これにより、売上や手数料などの仕訳データをワンクリックでfreee会計に転記でき、日々の経理業務が自動化されます。従来はAmazonセラーセントラルから売上データを手動で入力する必要がありましたが、今回の連携により入力ミスの防止と作業時間の大幅削減が可能に。freeeアプリストアから「セラー管理くん」を選択し認証を行うだけで、自動転記機能が利用できます。クラウドサービス間のAPI連携により、リアルタイムで正確な財務状況を把握できる点も大きな利点です。Amazon出品者にとって経理負担を軽減し、分析や戦略立案など高付加価値業務への集中を後押しする仕組みとして注目されています。

    4.Nintが2024年EC市場分析を公表 3大モールが成長の7割を牽引
    株式会社Nintは、経済産業省「令和6年度電子商取引市場調査」と独自分析をもとに、2024年の国内EC市場動向を発表しました。物販系BtoC-EC市場は15.2兆円、前年比3.7%増で堅調に推移する一方、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの3大モールは前年比13.0%増と、市場全体の約3倍の成長を記録しました。成長ドライバーは「販売数量」の+8.6%と「平均単価」+4.0%の両輪。特に食品・飲料・酒類や化粧品・医薬品の数量増加が顕著で、日常購買のEC化が進んでいます。一方で、東京商工リサーチの調べではネット通販事業者の倒産が過去最多の261件に達し、「成長と淘汰の二極化」が進行していることがわかります。

    5.HALDATAがEC接客AIを進化 FAQ自動生成でSEO効果も
    HALDATA株式会社は、商品レビュー分析SaaS「TrendViewer」と連携するEC接客AIチャットボットに、「FAQ自動生成」機能を追加しました。チャットログから顧客の質問と回答を抽出し、FAQページを自動構築することで、対応工数削減とSEO/AEO効果を両立します。生成されるFAQはSchema.org(スキーマ・ドット・オルグ)形式で出力され、Google検索の強調表示やChatGPT・Geminiといった生成AIへの認識最適化にも対応。FAQは新たな会話が発生するたびに更新され、常に最新情報を維持します。代表のHAL hatanaka氏は「今後のECは、サイトに訪れなくてもAIが商品を推薦する時代。Answer Engineに拾われることが集客の鍵になる」とコメント。EC事業者にとって、顧客対応を“検索資産”へ変える新たなアプローチとなりそうです。

    https://youtu.be/egII4ms-TB0

    以上、ECの未来®NEWSでした。

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