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- 2025年6月27日から7月3日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、TikTokがアプリ内EC機能「TikTok Shop」を日本でスタート
2、Yahoo!ショッピングが生成AI質問型検索サポートβ版を提供開始
3、メルカリが全額補償サポートプログラムを開始
4、Amazonが全国6拠点のデリバリーステーション開設 当日・翌日配送を全国展開
5、明治が共創型ECプラットフォームをリリース 消費者とつくる新商品検証体験
1.TikTokがアプリ内EC機能「TikTok Shop」を日本でスタート
ショートムービープラットフォームTikTokは、2025年6月30日より日本国内でEC機能「TikTok Shop」の提供を開始しました。ユーザーはお気に入りの動画やLIVE配信を視聴しながら、タグ付けされた商品をアプリ内でその場で購入できる「ディスカバリーEコマース」を体験できます。おすすめフィードに表示されるショッピング動画やLIVE配信を通じ、ブランド・クリエイターは高い関心を持つ視聴者に直接アプローチ可能です。今後は「ショップタブ」やアフィリエイトプログラム、TikTok Shop広告を段階的にローンチし、PayPayなど信頼性の高い外部決済プラットフォームとも連携。Bytedance社は「コミュニティ、創造性、コマースを一体化し、シームレスな購買体験を提供する」とコメントしています。
2.Yahoo!ショッピングが生成AI質問型検索サポートβ版を提供開始
LINEヤフーが運営する「Yahoo!ショッピング」は、2025年7月2日からアプリ内でユーザーの簡単な質問に答えるだけで最適な商品を提案する生成AI検索サポート機能のβ版の提供を開始しました。iOS版アプリに対応し、まずは一部ユーザー向けにローンチ。検索欄にキーワードを入力すると「単身向けか家族向けか」「予算の目安」「こだわり条件」などAIからの質問が順次表示され、回答に沿って最大5商品のおすすめが「AIマッチスコア」とともに提示されます。おすすめ商品を選択すると、レビュー要約や他商品の比較情報、おトクな購入日案内も確認可能で、検索時間の大幅短縮と利便性向上が見込まれます。LINEヤフーは2024年4月に生成AI専門チーム「生成AIタックル室」を発足し、今後Android版対応やアフィリエイト機能の拡充でさらなる体験価値向上を目指します。
3.メルカリが全額補償サポートプログラムを開始
メルカリは2025年7月1日より、取引トラブル発生時に購入代金や販売利益を全額補償する「全額補償サポートプログラム」を開始しました。また、同日に安全への取り組みを集約した「安心・安全ポータルサイト」も公開しています。新プログラムは、アプリでのeKYC本人確認、メルカリ便利用、取引完了後14日以内の申請など5つの条件を満たした場合に、追加料金なしで補償を実施。出品者は販売利益、購入者はクーポン利用分を除く支払代金が対象で、上限金額は設けられていません。ポータルサイトでは、不正手口の対策やガイドライン、申請フローをワンストップで確認可能。今後は不正利用状況を定量的に可視化した「透明性レポート」を定期公開し、ユーザーの安心・安全をさらに強化する方針です。
4.Amazonが全国6拠点のデリバリーステーション開設 当日・翌日配送を全国展開
Amazonは2025年7月1日より、お客様の利便性向上を目的に、全国6カ所の新たな「デリバリーステーション」を開設し、さらに「フルフィルメントセンター+デリバリーステーション一体型」で当日配送を提供する専用拠点16カ所を導入しました。新設されるデリバリーステーションは石川県初の強化拠点を含む岡山県・千葉県・福岡県・北海道・東京都・石川県に配置し、地域ごとに集約・仕分け・配送までのラストワンマイルを担います。また、夜間注文の翌朝配送オプションについては、2025年中に全国へ順次拡大予定で、午後11時59分までの注文は翌日中に到着可能に。これにより食品・日用品など数万点の商品を最短6時間でお届けする「エクスプレスマート」などの迅速配送サービスが全国的に利用しやすくなります。Amazonは「お客様に創造的かつ便利な購買体験を提供し続ける」とコメントしています。
5.明治が共創型ECプラットフォームをリリース 消費者とつくる新商品検証体験
明治がDX事業のために出資している株式会社Wellnizeは共創型新商品検証ECプラットフォーム「ミラマル」を7月1日から正式リリースしました。「未来のマルシェ」をコンセプトに、開発中の商品やサービスを消費者がいち早く購入・体験できる仕組みを提供。ユーザーからのアンケートやオンラインインタビューで得たフィードバックを、商品改良やサービス改善にリアルタイムで反映し、新価値創出を加速します。今後は回答に応じて付与される「明治ポイント」機能も実装予定で、市場調査や試供品配布に替わる新たな検証手法として注目されています。
以上、ECの未来®NEWSでした。
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