【ECの未来®NEWS】ヤラセ口コミに関する意識調査 95.7%が“不信”を経験!2025/6/20-6/26

    1. 2025年6月20日から6月26日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。

本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、Temuが国内販売事業者募集プログラムを全面開放
2、ヤラセ口コミに関する意識調査 95.7%が“不信”を経験
3、ジェイフロンティアがライブコマース累計売上14億円・受注23万件を達成
4、大黒屋がStripe導入で20か国以上に市場拡大
5、“学び”が“売上”に直結 杉野服飾大学の産学連携でECノウハウ体験

1.Temuが国内販売事業者募集プログラムを全面開放
Temuは2025年6月20日より、これまで招待制で運用していた「国内販売事業者の募集プログラム」を日本の全適格事業者に向けて全面開放しました。プログラム参加にあたっては在庫保有の条件を満たせば、事前の招待なしで出店申請が可能です。これにより、地域に根ざす中小事業者や地方企業も、全国数百万人のTemuユーザーに直接リーチできる機会を得ます。登録事業者の50%超が参加後20日以内に初回販売を達成しており、速やかな売上向上が期待されることも大きな魅力です。Temu広報は「多様なブランド・製品を揃え、消費者に新たな選択肢を提供する」とコメントしています。

2.ヤラセ口コミに関する意識調査 95.7%が“不信”を経験
株式会社マイスタースタジオが全国の男女518名を対象に実施した調査で、「口コミをヤラセだと思ったことがある」と回答した人は95.7%に達しました。ヤラセと感じる主な理由は「高評価が多すぎる」が40.0%、「言葉が不自然」が19.9%、「具体的記述がない」が17.6%で、過剰さや不自然さが信用を損なう要因に。一方、ヤラセと疑った場合の行動としては「購入しない」が46.9%と最多で、企業にとっては口コミの信頼性維持が集客に直結する課題と言えます。調査ではまた、ヤラセ予防策として「第三者機関による口コミ監査」のニーズが高いことも明らかになりました。

3.ジェイフロンティアがライブコマース累計売上14億円・受注23万件を達成
ジェイフロンティアはTikTokやInstagramを活用したライブコマースで、開始以来累計売上14億円、受注23万件を突破しました。特に月間最高売上は9,000万円、月間新規受注は2万件規模に達しています。同社はSNSインフルエンサーとの連携や動画制作ノウハウを活かし、商品の魅力をリアルに伝えることで高いコンバージョンを実現。今後はTikTok Shop運営に本格参入し、更なる事業拡大を目指します。

4.大黒屋がStripe導入で20か国以上に市場拡大
株式会社大黒屋は2025年6月20日より、ECサイトのグローバル決済を効率化するプラットフォーム「Stripe」を導入しました。これにより、オーストラリア、ブラジル、カナダ、香港、インドなど20か国以上の顧客から直接注文を受け付けられる体制を整備。初年度の海外からの新規粗収益は2億2,500万円から4億5,000万円を見込み、カート放棄率の低減とコンバージョン率向上による追加利益は年間3,000万から1億円と試算しています。大黒屋は「自社内での為替換算、送料・税金サポート、不正チェックを一括管理でき、安全でシームレスな越境ECを実現する」とコメントしています。

5.“学び”が“売上”に直結 杉野服飾大学の産学連携でECノウハウ体験
フューチャーショップは、杉野服飾大学ファッションビジネス・流通イノベーションコースと連携し、2023年度より実施している実践授業を2025年度も継続します。学生はブランドコンセプト立案からAIデザイン、原価計算、ECサイト構築、SNSプロモーション、売上分析までを一貫して経験し、自作のオリジナルTシャツを7月14日まで販売中。フューチャーショップ社員が講師となり、ECサイト運営のノウハウを直接指導することで、学生の実践力と業界理解を深める狙いです。今後も教育現場への支援を通じて、ECを活用した新たな価値創出を推進していきます。

以上、ECの未来®NEWSでした。

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