今回ゲスト、株式会社オービジョン 大薗 順士 氏は、鹿児島の食と一次産業に特化した産直ECプラットフォーム「かごしまぐるり」を展開。単なる販売にとどまらず、マルシェ開催や海外展開など多角的に地域資源の価値最大化に取り組まれていらっしゃいます。
大薗氏に『地域振興』についてお話をお伺いしました!
▽SNS・ブログ・noteでなにを発信しているか
色んなツールを使い情報発信をすることで全国の方にかごしまぐるりを知っていただく取り組みをしています。生産者の皆さんのこだわり、作っている作物、パーソナルの部分も含めてヒアリングし情報発信しています。Instagramはフォロワー8000、かごしまぐるりの取り組みを知ってもらうツールです。生産者の方を紹介したり、キャンペーンを実施したりしていますが、基本的に週1回投稿しています。旬のものを旬の時期に情報発信しています。ブログコンテンツはさらに深く、鹿児島の習慣、文化、おすすめスポットなど、鹿児島に関心のある方により知ってもらうために、幅広い情報を届けようとSEO対策も戦略的に行っています。鹿児島が気になる、からタッチポイント、関係人口を増やしていくことがすごく大事だと思っています。noteではかごしまぐるりを運営しているスタッフの取り組み、思いなど、運営側の中身が見えるように作っています。自分自身が、素敵なサイトだな、面白い取り組みをしているなと思うと、どんな人がどういう思いでしているのだろう、日々どんな業務をしているのだろうと結構気になるのです。だから自分たちも出したほうがいいと思いました。生産者の方の顔を見せるのと同じように、運営する人たちの顔が見えるというのもすごく大事だと思っています。
▽リアルイベントの取り組み
生産者の皆さんと一緒に、ポップアップストアやイベントで実際に直接お客様と触れ合い、物販販売をするオフラインのイベントを積極的に展開しています。鹿児島の旬のものを鹿児島以外の子供たちに食べてもらう食育イベントなど、リアルな接点作りを大事に取り組んでいます。やはりオンラインだからこそリーチできる皆さんもいらっしゃるのですが、一方でオフライン、リアルだからこそ、直接手に取ってもらい、実際に生産者の皆さんとコミュニケーションを取ることで色々感じることがあると思うので、そういった場もすごく大事にしています。食育に関してはすごく時間のかかかることだと思うのです。しかし長く継続していくことによって、結果的に鹿児島のブランディングに繋がっていく、大事なプロモーションだと思っているのです。東京で食育にまつわるイベントを開催したときに、最初は全く鹿児島のこと知らなかった小学校低学年の子供たちが、鹿児島が日本のどこにあるのか、鹿児島のどの地域で何が作られているのか、冬は鹿児島で美味しいさつまいもが取れる時期だと、だんだん理解が深まっていくのを目の当たりにしました。そのように鹿児島の食が意識づけられていき、今度鹿児島に遊びに行こうとか、鹿児島のものを食べようとか、子供たちが大人になった時にまたさらに周りに広がるので、とても大事なブランディングだと思うのです。やはり口コミに勝るものはないと思います。すごく美味しかったとか、良かった、いい経験できたに繋がれば、もっとよい口コミに繋がっていくと思います。時間がかかるからこそ、今から先のことを考えて早く取り組むべきだと思うのです。イベントはECの運営とは違うエネルギーを使いますが、そういう意味では、それを楽しいからやろう、継続してやろうというのを大切にしています。
▽今後の方針
「鹿児島の生産者の明るい未来を作り出す」というのが企業の理念として掲げています。かごしまぐるりというサービスを始めて4年が経過し、ご協力いただく生産者の方、取り扱い商品数もどんどん増えてはいるのですが、まだ知られていないものもありますので、鹿児島の魅力あるものをこれからも発信していきたいと思っています。食だけでなく工芸品も取り扱っていきます。いいものがあるがそれが外に知られていないといった、認知やブランディングの問題は鹿児島だけでなく、全国の地方に共通する問題だと思います。一方でまだ知られていないということは、今後大きな伸び代、可能性があるということだと思います。かごしまぐるりで培ったものを、例えばみやざきぐるり、くまもとぐるり、きゅうしゅうぐるり、と違う地域でも十分できるんじゃないかと思っていますので、ローカルの生産者の明るい未来を作り、全国の生産者の明るい未来を作り出す、そういった未来につながっていければと思っています。
~第334回 ゲスト~
大薗 順士 氏
株式会社オービジョン
代表取締役
鹿児島県南九州市川辺町の農家出身。2006年に鹿児島大学農学部を卒業後、大手通販会社にて約15年間、広告・商品開発・EC事業等を経験。2021年に起業し、鹿児島の食と一次産業に特化した産直ECプラットフォーム「かごしまぐるり」を展開し、300以上の生産者と連携して販路開拓やブランディングを支援している。単なる販売にとどまらず、マルシェ開催や海外展開など多角的に地域資源の価値最大化に取り組む。2023年に経済産業省による「J-Startup KYUSHU」企業に選定され、2025年には文部科学省のアントレプレナーシップ推進大使に就任。
EC運営に役立つ資料が満載!
EC運営に役立つセミナーを毎月開催中!
当社のEC運営代行サービスについて

